2004年04月02日(金曜日)
923話 入れ物とチャンス
実は・・・
明日から“台湾”に行く。
メンバーは、私と、荻野部長と、上海の“頼さん”。
[台湾]
名古屋から台北に飛んで、そのまま国内便で台南まで行き、
台南、高雄と、洗車業の様子を見て、人と会い、
高雄に泊まり、翌日何件かの人と会い、その日のうちに台北に飛ぶ。
台北は頼さんのふるさと。
頼さんに台北を案内してもらい、翌日、台北で何件かの人と会い、
3日目の仕事を終わってから帰る。
相変わらずの過密スケジュールだ。
しかも、土・日・月の休みをつぶしての出張。
「とか何とか言って、台湾に遊びに行くんじゃないの」
なんて言わないで欲しい。
イヤンなっちゃうほどバリバリの強行スケジュールでの、ほんとうに出張なのだ。
(最近の荻野は、狂っているのではと思うほど過密スケジュールに凝っている。)
[北京]
何日か前、北京からFAXが届いた。
差出の人は、そのまた何日か前に電話があった。
「日本で留学中(早稲田大学!)にアルバイト先でKeePreと快洗隊を知った。
中国に帰ってから勤めている北京のスタンドでも、ぜひKeePreを使いたい。」
という話だ。
その人から、勤めている北京のスタンドの会社案内がFAXで届いたのだ。
その案内を見てびっくり、
年商約200億円で、従業員数418名とある。
スタンドは20軒、その他にも色々な事業をしているらしく、
中国としては大企業の部類に入る。
その人は、その会社の社長第一秘書で、ある程度の権限を与えられているそうで、
会社としての公式の申し入れなのだと言う。
4月20日から上海での展示会に北京からやってくると言う。
一体どんな話になるやら。
[青島]
ある企業で、青島(チンタオ)に、今年、進出予定の会社から、
青島に進出するときに快洗隊もやりたい。
ついては、日本でまず1軒快洗隊を立ち上げてもらいたい。
という申し入れがあった。
[大連]
先日、刈谷に来てくれた“励”さんからは、
早く“大連”に帰って、快洗隊をやりたい。
絶対、大連で快洗隊をやるから、その時はぜひよろしくお願いします。
と、熱いラブコールが来る。
「上海」「台湾」「北京」「青島」「大連」
何でここまで中国系ばかりなのか。
たまには、パリとか、アメリカとかからの話は無いのかしらと思うが、
とにかく中国系ばかりである。
私は中国にとりつかれているのか。(^_^;)
たしかに私たちは、上海に十回以上行ったが、
具体的な募集活動をしたわけではない。
今月の上海展示会で始めて募集活動をするわけであって、
こんなに、あちらこちらから具体的な話が来るようなことはやっていない。
それも、上海の連絡事務所を作った頃からたて続けに話が来ている。
こんな事が前にもあった。
日本国内でも、営業所を作ると、とたんにいろんな話が来て、
つまり、チャンスが来て
急激にビジネスが出来上がっていく。
今までも、ひんぱんに出張して出かけていったのに、なかなか苦戦していたものが
突然視界が開けたようにビジネスが作られていく。
そんなことを営業所を作るたびに経験してきた。
それが、上海では、連絡所を作っただけで、何の具体的な活動もせずに、
実現したと言うのか。
営業所、事務所という入れ物を作ると、
その入れ物に見合った中身、チャンスが自然に入ってくる。
そんな感じだ。
ビジネスとはそんな単純なものではないと思うが、
本当にそんな感じがある。
チャンスは入れ物を整備すると共にやってくる。
明日は台湾。
何があるか、何が起きるのか、どんな人との出会いがあるのか、
台湾にもいつか事務所を持つことになるのか、
いっぱいの予感を持って、台湾に行こう。