2004年03月30日(火曜日)
920話 今日出来ること
実行力と言うことは、実は、実に簡単なことなのだ。
「今日出来ることを、今日すること。」
たった、これだけのこと。
それに対して、
「今日出来ることを、明日でもいいから今日はやらない。」
「今日出来ることなのに、
これは、××までにやればいいことなので、今日はやらない。」
これが、実行力があるか、そうでないかの“すべて”の分かれ目。
今日やれることを、今日やるかどうかが、決定的な分かれ目なのだ。
せっかく、今日出来ることを、明日以降に回すということは
明日しなければならないことを造り出してしまう事に他ならない。
明日は明日で、明日出来る事があるはずなのに、
今日出来ることを明日に回してしまっているから、明日出来るはずであった事が
出来なくなっている。
明日という今日出来る事が出来なくなってしまった。
明日出来るはずであった事が、明後日以降に回されることになる。
明後日は明後日で、出来ることがあったはずなのに
明日という日から回されたことがあって、明後日出来るはずであった事が、
そのまた、次の日に回される。
ところが、そのまた次の日には
今日出来ることであったのに、
そのまた次の日にまでにやればいいことが回されているので、
そのまた次の、そのまた次の日に回されることになる。
今日出来ることを、今日やらないと
その未来がギッシリとなってきて
しかも、人間は忘れ易い存在なので、
以前に回してきたことを、だんだん忘れてきて、結局やらないという決着になる。
実行できなかったということ。
実行力が無いということとは、実はこんな様なことなのだ。
今日やれる事を、今日やらない事が、
結局、やらないことに、つながってくる。
?「今日出来ることだから、今日する。」
?「今日出来るけども、明日でもいいから、今日はやらない。」
これは、決定的な違いなのだ。
??は、繰り返されることによって、恐ろしいまでに結果に差が付いてしまう。
「今日出来ることは、今日すること」
実行力というものは、実は、たったこれだけのこと。
たったこれだけのこと。
今日も、
今日出来ることは、今日のうちにやった。
明日は、どこへ行って、何をしようか。