2004年02月22日(日曜日)
896話 ああ~雲が白い
この二三日イライラしていた
イライラの元は、言い出せばキリがないが
結局は自分の中のものだろう
昨日も、一昨日も、このコラムの原稿は書いた
しかし、その内容がグチっぽく
グチャグチャといろんなことを書きなから
結局は
「自分がこんなに苦労しているのに、誰かれの“せい”で
ちっとも仕事がうまく行かない」
なんていうような、情けない話におさまってしまっている
自分で読んでも情けない
結局二日連続で載せなかった
自分の思い通りに行かないことを
誰かのせいに感じるのは
自分の気持ちに、力が少ない証拠
自分に力がなくなってくると
人のせいにするのは常で
弱い人間が、やるべきことをせず
いつも誰かのせいにしたり、何かのせいにして、自分を正当化するのと一緒だ
誰も百人力のスーパーマンではない
気持ち的にくたびれた時は
つい、グチグチと誰かのせいにしても、許さなければならないし
私も許してやって欲しい
今は、上海への飛行機の中
上海でのビジネスがまた一段と見えてきた
ビジネスとして通い始めてまだ1年半、今回で8回目の渡航だ
タオルの輸入は順調に進んでいる
品質についても、毎回、厳重にチェックしていて
チェックしていること自体が、工場に粗悪品の発生を防いでいるということだろう
非常にいい品質で出来上がってきている
洗車だけのために考えた特別性のユニフォームも
大変遅れてはいるが
試作品を重ねている
今日も、工場の人が飛行場まで新しい試作品を持ってきているはず
まだまだ色々な事が上海で進んでいる
たった7回上海に来ると
ここまで、ビジネスが進むものかと改めて驚く
8回目の今回は、何が出て来るのであろう
旅の仕方もずいぶん慣れた
飛行機のチケットは荻野部長が上手に買ってくれる
たとえば
今乗っているのは、“JAL”の機体
しかしチケットは、“中国東方航空”
実は、名古屋⇔上海の便は
「JALと中国東方航空の共同運航便」で
たまたま、今乗っている便はJALの機体と乗務員で運行されている
(副操縦士は中国人のようだ)
その機体に、JALが集めた客と、中国東方航空が集めた客が
一緒に乗っている
料金は
中国東方航空の席を買うと、名古屋⇔上海で5万数千円
JALで買うと、10万円前後になってしまう
で
私たちは中国東方航空の客なのだ
そんな事が私の顔に書いてあるわけではない
ちゃんとJALのサービスを受けている
ちょっと得した気分
かといって、JALの機体とサービスを受けることがうれしいわけではない
中国東方航空の機体だって、サービスだって
きちんとした“普通”である、
(機内食だけはJALの勝ち)
少なくとも、ほぼ倍額出してJALでチケットを買おうとは思わない
上海出張は、今の時点では、また私と荻野部長、李さんの三人連れ
JAL-中国東方航空=5万円 ×3人=15万円は大きい
ホテルも三ツ星ホテルが定番になった
一泊5,000~7,000円ぐらい
(中国の物価水準からすればバカ高いが)
日本のビジネスホテルクラスの程度で
見栄を張れば四つ星、五つ星とあるが、私たちはこれで大満足
バリバリと仕事がやれる
・・
・・・・・・
窓から外を眺める
ああっ
雲が真っ白だ
空が黒に近いほどまでに青い
白から紺碧までのグラデーション
もうすぐ、上海である