2003年12月30日(火曜日)
864話 気持ちの問題さ
私は大掃除が苦手である
世間では年末には必ず大掃除があるので、この会社でもやるが
私の担当はいつも私の机の上だけ
上だけなので、中まではやらない
今年も27日に
一人で自分の机の“上”を形だけ掃除した
まずゴミ袋をいくつか持ってきて
机の上にいくつかの山になっている書類を1枚1枚見て
要らないものをゴミ袋に入れていく
必要なものが出てくることはまず無い
今年もゴミ袋に4袋ゴミが出たが
机の上に残したのは4冊の本だけ
あとは全部ゴミとして捨ててもいいものばかりであった
机の上のゴチャゴチャがなくなっただけ
ただそれだけ
あれだけたくさんの書類が
1年の間にたまっていたのだ
捨てようか、ファイルに入れようか迷った書類は
とりあえず机の上に残る
そのうち、すぐに違う書類が上に乗っかり、その書類が目に見えなくなると
そのまま書類の山の標高の一部になる
1年経って、大掃除のときに発掘されたころには
もうとっくに要らない書類になってしまっているのだ
掃除前
掃除後
時には、大せつな書類、たとえば契約書のようなものが
山の中に埋まってしまって
それを必要としている人が自ら、私の山を発掘して
無事に救出することもある
だから、何か書類が無くなったら
まず私の机の書類の山を発掘してみるというのが
我社の一つの常識のようだ
ありがたいことである
いや、申し訳ないことである
スタッフにとって大切な書類を、私は書類の山の中に埋めてしまい
みんなに迷惑をかけることもしばしばだ
つい、うっかり山の上に書類を置くと
そのまた上に、別の書類が乗ってしまって
視界から消えたら、その時点で行方不明となり
ごく自然に埋まっていってしまうだけなのだ
私に悪気があるわけではない
申し訳ないと思うことは思うが、悪気があるわけではない
こう書くと、実際に迷惑している人は
「悪気が無ければ、悪くないのですか」と、言うに違いない
もちろん
悪いのは私であり、決して悪くないとは思っていない
ただ、悪気があったわけではない
ちょっとしつこいか?
・・・・
私は悪いのである
何がどうであろうと私は悪いのである
だから、謝るべきであり
今後はこのような事が無いようにしようと
決心をする事が必要なのである
悪気が有ろうと無かろうと
その人に現実に迷惑をかけたのだから
文句なしで謝るべきである
だから、そんな時にはホントに悪いと思って
心の底から詫びる
なんて言いながら
掃除の合間にふざけて、達磨と一緒に記念撮影
しかし、そんなことを言っておらずに
とっとと書類の山を片付けてしまい
二度と山にしなければいいのに
しかし、私はだめだ
机の上の書類の山は、私にとっては見慣れた風景であるし
その山がある方が自然でいいのである
落ち着くのだ
机の上を占領して狭くしているだけの山だが
それがあった方が私は気持ちが落ち着くのだ
ある人の机
この人も机の上の山が好きらしい
いかにも仕事に集中できそうな机ではありませんか
これは、便利であるかどうか
きれいであるかどうかの問題ではなく、気持ちの問題なのだ
気持ちの問題・・・・
と言えば
こんな事があった
好意で、あくまでも好意で何か手伝ってあげているときに
それを当たり前のような言い方をされると、本当に腹が立つ
そんなことってある
手伝ってもらったら、「感謝」の一文字であり
それ以外の何物でもない
「ありがとうねっ」「ありがとうございます」の一言が有るか無いか
好意の人がしんどい目をしていたら
それに対する気遣いが必要であろう
それを当然であるというような態度をすることは言語道断
ましてや、つらい目をしてもらっておいて
その脇で、無神経にはしゃいだりなんかしたら
もう、絶対に協力はもらえなくなる
当然のことである
たくさんの人の協力で、事は成功するものだ
労働によってその報酬がその人に与えられるものであろうと無かろうと
感謝の気持ちが無ければ
人からの協力は絶対に得られない
気持ちの問題なのだ
自分の言葉を相手が聞いて、どう思うのか
自分の態度が、相手にどんな感じを受けさせるのか
それを感じることを共感性という
相手のつらさを自らのこととして感じる心
相手の喜びを自分のものとして感じることが出来る能力
共感性をことさら持っていないと
サービス業は出来ない
仲間を持つことも出来ない
多分、事業もうまく行かない
その反対に、相手のことをキチンと理解できたら
そして、その思いを共有することができたら
そんな能力を持つことが出来たら
仲間は限りなく増える
そんなものだと思う
目が回るほど忙しいとき
肉体的に疲れ弱っているとき
そんなときにこそ
気持ちの問題は、より一層敏感なものとなる
こんな時にこそ、お互いに気遣う気持ちが必要だと思う
誰もが助けてもらっていることを心から感謝すべきで
その感謝の気持ちさえあれば、誰もが喜んで助けてくれるものだ
今日は一日中事務所にいた
今年中にやっておかねばならない書き物がいくつかあって
かなり根性を入れてやった
時折、邪魔になることを分かっていながら
あちこちの店に電話を入れると
相変わらずの大盛況であると言う
行って声をかけたいが
行けばまた長くなって、やるべき事が出来なくなる
じっと我慢して黙々とパソコンを叩く
しかし、実際に寒い中で車を一日中磨いているみんな
全国から駆けつけてくれたみんなに対して
暖かいところで、座って仕事をしている私が
こんなことを言えるものではないが
頑張って欲しい!
感謝の気持ちをいっぱいに込めて
ありがとう
みんな、ありがとう。
(これは昨日撮った写真)
本日、30日
北神戸店、27万円(ギネス)累計304万円
刈谷店 71万円、累計771万円
安城店 31万円、累計417万円
知立店 39万円、累計427万円
あと一日!
明日は今年最後の日、大晦日