2003年10月17日(金曜日)
820話 快洗隊・島原店
昨日の夜は
熊本市内のホテルで、あまり寝られなかった
しかし
今日の朝は、がんばって6時に起きて
熊本港から島原港行き、7時半発の高速フェリーに乗る
朝のフェリーは快適で
30分のわずかな時間であったが、ソファーで気持ちよく居眠りをしてしまった
こんなときの居眠りは
極楽の時間である
体調も良さそうだ
8時には島原港に到着
9時半からのオープニングセレモニーにかなり時間があったので
島原城を見に、寄り道をした
もう何度も島原に来ているが
島原城は遠めに見たことがあっただけで、一度も近くで見た事がなかった
お城は思ったより大きく、立派であった
考えてみれば、何年か前までは
予定と予定の間にブランクの時間がかなりあって
ちょこちょこ、いろんな所を見に行ったものだが
今はスケジューリングが上手くなってしまったのか
予定と移動がびっしりと詰まり
こんな感じで、ちょこっと何かを見物するなんて事はなくなってしまった
考え方によっては余裕のない生活になっている
島原の快洗隊は
ボリューム感のある立派な仕上がりになっていた
島原港側から走ってくると
かなり手前から、その存在がわかる
この角度からだと
テント張りの建物が表と裏に2つあるのが分かる
実はこの快洗隊
真ん中に道路が通っているのだが
こうなっていると、全体が一体化して大きな存在になって見える
上出来である
工事屋さんは、この日のオープニングに間に合わせるために
48時間不休で突貫工事でがんばってくれたらしい
島原に立派な快洗隊が出来上がった
この快洗隊を運営されるのは?ボスコさんといって
長崎県は言うに及ばず、九州での洗車の雄として有名である
そして、CSにおいては全国レベルにおいて
非常に優秀であるとの評価が高い
森社長と、森専務の社員教育に掛ける情熱は並ではないのだ
そんな会社が快洗隊をやるのだから
私たちにも大きなプレッシャーである
並みの実績では、世間が納得しないのだ
オープニングは、落成式としての神事で始まった
快洗隊のオープンで、神事が行われるのは初めて
緊張のうちに式が進む
そして、テープカット、給油式
さらに、会場を移して食事の会
この場で、私たちは、これからの快洗隊・島原店に対して
万全のサポートを誓った
新しい洗車文化を日本に広げていく仲間として
本気でサポートしていく
みんな真剣である
食事会がそろそろ終わろうかという頃
フェリーの時間があったので、先に席を立たせていただき
島原港に急いだ
しかし
間一髪で“高速”フェリーには乗り遅れた
しかし、すぐそのあとの便に乗ればよい
次のフェリーは高速艇ではない
普通のフェリーである
それでも計算では、先方との時間には間に合うのでホッとする
島原⇔熊本
高速フェリーは30分で行くが
普通のフェリーは1時間を要する
ゆったりとした船旅だ
同行の酒部と、後部甲板に座って
涼しい海風に当たりながら、ボォ~っとする
島原からのフェリー
後部甲板に座っていると、雲仙普賢岳が大変良く見えるのだ
島原港から出てしばらくすると
媚山に隠れていた普賢岳が姿を現す
現役バリバリの活火山だけあって
山頂近くには溶岩ドームがせり上がり、何年か前の噴火・火砕流を思い出させる
白い噴煙、水蒸気も見える
フェリーが進むにつれて普賢岳も小さくなっていき
全体が見渡せるようになると
島原半島そのものが巨大火山であることが分かるようになってくる
自然とは不思議であり、実に雄大なものだ
その大自然のふもとに新しい快洗隊が生まれた
感慨無量である
熊本には予定時間どおり着いた
高速フェリーに乗り遅れたのに、かえってぴったりの時間とは皮肉であるが
熊本の訪問先ではあっけなく仕事が終わった
2時のアポイントメントで、2時45分には用件が終わった
話は簡単
相手先の考えている物件に、快洗隊がどのように当てはまるか
そのプランを引き受けた
また、新しいチャンスをいただいた
ありがたいことだ
それにしても、熊本の用件が予想外に早く済んでしまったので
今日中に名古屋に帰ることが出来ることになった
熊本からの遅い時間の名古屋便が満席で
それでも無理すれば何とかはなったが
ただでさえ体がしんどい状態であったので
あきらめて、熊本にもう一泊することにしていた
それが、午後4時台の飛行機に乗れそうなのだ
帰・れ・る
そう思ったら体から力が抜けた
午前中、島原の新しい快洗隊を見て
オープニングに参加しているうちは、楽しくて、忘れていた
本当に来て良かった
フェリーでのんびりした時も、楽しかった
それでも、今日中に帰れると思ったら、急に体から力が抜けたような気がした
そう思ったとたんに
首筋の傷に引っかかっている背広がしんどくなって
ネクタイがうっとおしく思えてきて
やっぱり体が熱っぽくって
それより何より
絆創膏がかゆくなってきて
たまらなくなってきた
それでもやっと飛行機が飛び立ったら
阿蘇山が外輪山と内輪山ときれいに見えて夢中になった
機内放送が飛行時間1時間5分と言っていた
名古屋上空に着いたときは
夕暮れと街の灯りが、きれいにハーモニーを描いていた
しんどかった
正直言って、今回はしんどかった
それでも、新しい快洗隊を見る事が出来て
オープニングを一緒にさせてもらって、ホントに良かった
行って良かった
つくづく思っている。
明日は、休むことにします。
・・・
このコラムも、明日は休むことにします。