谷 好通コラム

2003年04月03日(木曜日)

680話 力の結集1+1=5

今日一日東京で仕事をした
朝一番の仕事が、重要な話であったので
その次のスケジュールまで、たっぷり時間をとって予定を組んだ

 

同行は、関東の責任者T部長

 

デリケートな話だったので
言うべきことを、キチンと言おう
と同時に、すべての言葉を“笑顔”を持って喋ろう、と決めていた
決して被害妄想的な発想ではなく
前向きな姿勢を持ち続けるためには
自分の気持ちが大切であり
そのためにも、“笑顔”をもって話すことが大切だ、と気持ちに念じたのだ

 

その気持ちが通じたのか
話は、穏やかに収まった

 

良かった

 

被害意識をむき出しに対峙したのでは
必ず戦争になってしまう
今の、イラクと米英国の戦争でも
お互いが、お互いに自分たちが被害者であると言っている
エゴとエゴのぶつかり合いのような愚はしたくない
お互いに益になる部分はまったく無く
もっとも愚かなこと

 

その昔
徳川時代が終焉を迎える頃
各地の有力大名、および新旧勢力が覇権を争った

 

旧勢力と、新勢力がぶつかり合い
一歩間違えば、日本国中を二分する内戦もありうる状況であった
そんな時
無血での大政奉還が行われ
一応の全面的な内戦が回避された

 

あの時、万が一、全国規模の内戦状態になっていたら
イギリス、フランス、アメリカなど
日本の植民地化を狙っていた列強国に
つけ込まれ
内輪もめに、日本国中がうつつを抜かしているうちに
あっという間に、どこかの国の植民地となっていただろう

 

日本が幸いにも、どの列強国の植民地にもならずに済んだのは
内戦状態になる前に
無血革命とも言える「明治維新」を
無事に果たすことが出来たからであろう

 

その頃の「坂本竜馬」の活躍など
胸を熱くするものを感じながら、何冊もの本を読んだものだ

 

外敵に打ち勝つには
内戦などの、愚の骨頂とも言える馬鹿なことなどにうつつを抜かさず
力を合わせることである
お互いのことを、大切にしながら
力を合わせ
1+1=5になるぐらいの
強烈な力の結集
「共存共栄」をめざした関係を推し進めていくことである

 

力の合わせながら戦うのと
内輪もめをしながら戦うのでは、桁違いにその強さが違う
力の分散か、力の結集か
その差は大きい

 

力を合わせる方向で、意思を強く持って
一歩も引かない決意での話は
長い時間は要らない

 

あっという間に話は終わってしまった
3時間の余裕を持って取り掛かったのだが
30分ぐらいで終わってしまった
それも十分に納得のいく結論、1+1=5の方向で

 

しかし
・・・・・・
時間が余った
次の予定までの2時間あまり時間が余ってしまった
・・・何をしようか

 

で、上野公園の「忍ばずの池」に行った
満開の桜がきれいであると、前夜のテレビで言っていたので
行ってみた

 

東京の人には申し訳ないが
大したこと無かった

 

何羽かいた「白と黒の色分けになった鴨(キンクロハジロか?)」が可愛かったが
満開の桜はきれいではあったが
はるか池ノ端にパラパラパラっと生えていたぐらいで
それほど大したものではなかった

 

大切な話が無事な終わったので
気が抜け、そう見えたのかもしれないが

 

 

キンクロハジロ?に混じって、アオクビ(マガモ)のツガイがいた

 

 

それでも近くで見ると
見事な桜

 

 

午後からの、立ったままでの仕事に疲れた後
今は、東京からの新幹線の中
となりでは、午後からの仕事に同行したM部長が
私と同じように、せっせとパソコンを叩いていた

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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