2003年02月24日(月曜日)
650話 年配!がんばれ!
社員の募集をかけると40歳代の人を中心に
たくさんの応募がある
今までは、応募して来てくれた人すべてにお会いし
面接してきたのだが
そろそろ書類審査で、ある程度絞り込んでから面接しなくては、などとも思っている
それぐらい、たくさんの応募がある
これも不景気の表れなのか
今、非常に多くの40~50歳台の優秀な人材が
職を失い、新しい職に就けないでいる
多くの場合に、ではあるが
彼らと面接するとき
彼らはそれまでの職歴を、履歴書に書き並べ
今まで持っていた肩書きと、今までの職能と、今までの仕事の成果を
とうとうと言い並べる
そんなことが多い
その人を理解するには
それまでの経歴をお聞きすることは必要ではあるが
今までは
今まであり
今までの経歴の中だけに、その人の存在意義を見出すわけではい
大きく変わりつつある時代の中で
“「今まで」の中だけ”に、自分の存在価値を主張しても
多くの場合、何の意味もないことを解っていないところに、切ないものを思う
この時期に、人材の募集をする会社の多くは
新しい社会の仕組みの中で
これからの新しい役割を目指すところであろう
ならば
「今まで」のその人の成果は
それにこだわる度合いが大きければ大きいだけ
既成概念に縛られやすい傾向を持っているという意味で
むしろ邪魔であることが多く
その“今まで”を、大きな声で、あるいは多くの言葉で主張すればするほど
「これからの」という意味で
かえって、その人の評価を下げることになりかねない
その意味で、40~50歳台の人は
自分自身の中に、大きなハンディキャップを持っている場合が多いと
言わざるを得ない
今、人財として欲しいのは
「基礎的能力」であり
ならば
20歳台の若い人より、年配の方のほうがはるかに戦力を持っている
伊達に年取ってるわけじゃないのだから
しかし、既成概念からはみ出すだけの
「適応能力」も必要であり
何よりも
新しいものを素直に吸収する「学習能力」も必要となってくるのだ
これからの世の中においての
「勝ち組」と「負け組」という言葉があるが
世の中において敵対する企業同士の戦いがあって
そこで、勝った、負けた、という事が起きる
しかし
そういう事だけとは、私は考えていない
あるとするならば
「新しい世の中を引っ張っていく」のか
「世の中についていく」のか
「世の中に置いていかれる」のか
その差の方が大きいのではないかと思う
「今までのままでいたい」ならば
世の中に置いていかれるのであろうし
消極的に「世の中の変化を受け入れる」のならば
世の中について行くことになる
積極的に「世の中に変化を自ら作り出してやる」
そんな姿勢こそが
世の中を引っ張っていくことになる
肝心なのは、年ではなく
新進の心意気
そして、欲しいのは基礎能力
ならば、年配の方に軍配が上がる
伊達に年取ってるわけではない
しかし、しかし
新しいこれからを生きていく
あるいは、切り開いていく頭の柔軟さがあるか
脳みそを柔らかくしていられるかどうか
年配者の人、がんばれ!
せっかく築き上げた力を、カビさせてはいけない
脳みそ、柔らかくして
がんばりましょうよ。
力!持ってんだから
話はコロッと変わって
新しい快洗隊知立店のメニューボード
どうですか?