谷 好通コラム

2002年12月09日(月曜日)

588話 3位なのだ 3位!

昨日のレース「MINE・Jr耐久レース最終戦」

 

結果、クラス10台中の3位!
総合19台中の5位

 

私には、信じられないような結果である
今回の最上級の目標達成で、表彰台に上がっちまったのです

 

レースが終わった昨日の夜
眠ってしまうのが不安であった
翌朝、目が醒めたら「あれは夢でした」なんて、なっちまうじゃないか
いささかオーバーであるが、それくらい
自分にとっては上出来の結果であった

 

 

当日は、いつ雨が降ってもおかしくない天候
天気予報は、昨日から雨と曇りを示している
前日の夕方、出てきた愛知県刈谷は、雨、本降り
新幹線で西進する間も、車外はほぼ雨が降り続いていた

 

それでも、小郡で朝起きた時には、雨は上がり
路面も半分乾いている状態

 

朝、サーキットに向かう
午前5時起きはつらいが、遅れる者は誰もいない
6時半サーキット到着
7時過ぎに車検
9時からの予選に向けて一休憩
その間もメカニックの人達は忙しく働く
いつもながら感謝しても、し尽くせない

 

いよいよ9時
最初の緊張“予選”だ
25番「へなちょこチーム」の予選トップバッターはH.オサム

 

奴は、とんでもない賭けに出た!
“レインタイヤ”で予選に出て行ったのだ
奴いわく
「コースが半乾きで、かなりのコーナーが濡れているんですよ。
あれば相当滑ると思うんですよね。
だから一発、レインで出て行って
勝負かけたろう、と思うんですよ」

 

畠中の深読みである
レインで予選に出て行ったのは、奴一人のみ、これはひょっとすると?
・・・・・
・・・
畠中の深読みし過ぎであった・・

 

コースのほとんどは乾いてしまう寸前で
みんながチョッと走っただけで、ほぼドライになってしまった

 

※H.オサム・・1分47秒2(レインタイヤ)
速い連中が46秒、45秒台を、次々とドライタイヤで出したのに
H.オサムをして47秒台は
完全にレインが裏目に出た

 

しかし、H.オサムは相変わらず「へら、へら、へら~」で
笑って済ませたのは勿論である

 

そんな偉そうに言っても
我がへなちょこ連は
谷好通・・1分48秒3(ドライ)
吉田俊明・・1分48秒8(ドライ)

 

やっぱし、スターティンググリッドはH.オサム頼みの結果であったのは
口惜しいというより、“情けない”の一言である

 

緊張の予選を無事終えて
後は決勝
午後1時からである

 

そこで重大な問題が一つ
「昼飯をいつ食うか」
スタートドライバーである私、へなちょこ?としては
12時40分ぐらいまでには
25番キーパーレビンに乗り込んでいなくてはならない

 

12時のお昼ご飯タイムに食べていたのでは
レースの直前過ぎる
私は、走る直前にご飯を食べると、あまり言いたくないが
この際言ってしまえば
「レースを走っている最中に、○ンコがしたくなってしまう」のだ

 

だから、少なくとも1時間半以上前には、ご飯を食べて
済ますことを済ませて
レースに臨みたかった

 

逆算すると
11時くらいに食べてしまうのがちょうどいい

 

私は11時ぐらいに
コソコソッと、清水さんが乗ってきたバスの中で
(テツ清水は観光バスの運転手。
彼は、この日、商売道具のバスを持ってきてしまったのだ)
カップラーメンを食べようと
湯を注いでいた

 

しかしその時、目にしたのは
ミーティングルームにぞろぞろ歩いていくドライバー達
11時半からの予定であったドライバーミーティングが
なぜか、11時から始まろうとしているのだ

 

頭がパニック
出来上がったカップラーメンを持ったまま、バスから飛び出て
ラーメンをすすりながらウロウロ
ミーティングルームに程近いゴミ箱の横で
最後のドライバーが中に入ったら自分も入ろうと
一生懸命ラーメンをすする

 

ちょうどその時やってきたのが
はるばる名古屋から応援に来てくれた柴田さんと、近藤さん
彼らは
「レース前のドライバーはナーバスになっているから
言葉に気をつけてね」と、言われて、少し緊張してやって来たのだそうだ
そして、最初に見た私のレースドライバー姿は
ゴミ箱の横でカップラーメンをすすっている私であった

 

私はこのように、すごく間の悪いことが度々ある
何かに祟られているのだろうか

 

しかし、あの時
馬鹿にされながらもカップラーメンを食べておいて良かった

 

通常のドライバーミーティングの前に
レース運営について、サーキットからの提案があって
(だから、予定の時刻より30分も早くミーティングが始まったのだった)
それに対して
噛み合わない議論が続いて
結局、ミーティングが終わったのは車に乗り込む30分前

 

あの時、ゴミ箱の横ででもカップラーメンを食べなかったら
昼飯を食べられなかったか(私は、空腹にいたって弱い)
レース直前に食べることになり
○ンコを我慢しながらの悲惨なレースになるところであった

 

いよいよレース本番
長い長い3時間が始まる

 

決勝レースの話は、また明日
クライマックスはもうすぐです。

 

私たちのチームからは
過去最多の4台のレースカーが出場した

 

まず、ガチガチの優勝狙い37番・シビック
「ご存知、テツ清水!」
「その相棒、ストリートハウスの植村選手」
「アイ・タック広島営業所、新婚、お寺の息子山本信君」

 

 

ジャーナリストチーム88番・カローラレビン
「ストリートハウスの佐藤選手(これが結構速い!)
「元オートスポーツとレーシングオン編集長、中島選手」
「モータースポーツジャーナリスト、大串信選手」
これは、実はすごいことなのである

 

 

へなちょこチーム25番・カローラ「キーパーレビン」
「アイ・タック所属、へなちょこレーサー?谷好通」
「グリット!所属、へなちょこレーサー?吉田俊明」
「快洗隊所属、師匠?H・オサムこと畠中修」

 

 

オート電機チーム31番・カローラレビン
「なぞの人物、行本選手」
「オート電機所属、上村選手」
「イイ男ナンバー1、国本選手」
※写真がありません、ゴメンナサイ

 

(ドライバー紹介の順番は、そのまま出走順です)

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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