2002年11月18日(月曜日)
575話 ?17最後の完走
昨日の日曜日
鈴鹿で全国GT選手権最終戦があった
我がアイ・タックは
この最終戦と一戦前のNIMEの、2戦を
GT300クラスの「トムス・スピリット」松永選手を
スポットスポンサードした
MINEは遠いので
私とGRIT吉田くんの2人しか応援に行かなかったが
さすがに
今回の鈴鹿は地元だけあって
なんと14名プラス赤ん坊の“楓”が応援に行った
サーキットでレースを見るのは初めて、という者が約2/3
ワイワイがやがやであった
私たちは、レースに出場のチームのゲストとして
ピットにまで入ることが出来る「パドックパス」と
しかも、2台の車までピット裏に入ることが出来る車のパスまで貰っていた
しかし、
14名に対して、パドックパスは10枚
4名はパドックまでは入れない
どうしようかと思っていたが
結局
「車に無理やり全員乗って、入っちゃえば分からんよ」と
2台の車に乗って
皆でどさくさにまぎれてパドックに入ってしまった
こういう悪知恵の言い出しっぺは
もちろんH.オサムである
パドックに14名全員、10枚のパドックパスで入ってしまい
すぐに、?17「MR-S」
チーム「トムス・スピリット」の39番ピットに全員で訪問
チームの方は歓迎してくれたが
10枚しかパスを出せなかったのに
14人プラス赤ん坊“楓”までが、どやどやとピットに入ってきたのには
チームの人は、きっとびっくりしたであろう
ちょうどその時
コースでは「ピットウォーク」の時間であった
ピットウォークとは
観客にピットロードを開放して
ピットを表から見学するもの
ピットの前に、ドライバーとレースクィーンが並んで
ピットウォークの人たちからの求めに応じてポーズを取り
撮影されている
私たちは、パドックからピットに入ってしまっているので
それを中から眺めるという妙な経験をした
今回は「快洗隊レースクィーン」が一人出ている
これは、私たちが出したわけではない
前回のMINEでのレースで
わずか7周でリタイアしてしまったチームから、お詫びのしるしとして
チームの負担でレースクィーンを
一人出してくれたのだ
しかも「人選をしてください」と
モデルさん14人分の、水着写真入のプロフィールを送ってくれた
今月の全体ミーティングのあと
皆でガヤガヤと
特に中年のおっさん達が熱心に・熱心に
選んでいた
しかし、おじさんたちは、自分の好みを譲らず
ちっとも絞り切れない
一騒動あったが
結局、私が勝手に決めてしまった
(これぐらいの特権があってもいいのである)
わが社始まって以来、初の記念すべきレースクィーン
EMICOさん
水着写真入のプロフィール14人分は
その後、H.オサムが
「これ、もう要らないでしょ」と言って、持っていってしまった
(奴は、あれ、どうするんだろう)
GTマシンは、形は市販車だが
中身はまったく別物
すさまじい戦闘力を持っている
レースは、最終戦だけあって
激しいバトルが繰り広げられ
シケインの出口では
トップグループが団子になって通るたびに、砂煙が上がるほどであった
我が?17松永選手「MR-S」は
3年前の旧式車
車後部にディフューザーが付いていない
これは、高速コーナーでの接地力に大きなハンディになる
それでも
がんばって、がんばって
完走!
見事な完走であった
?17「MR-S」は、今年限りで現役を終える
GTレースは進歩が激しく
3年目を迎えた?17は戦闘力に限界が来ているのだ
最終ラップ
ゴールに向かう?17を見ていて
目頭が熱くなってしまった
最後のレースが完走出来て、ホントに良かった
あちらこちらのコーナーでのバトルを見たくて
つい、サーキット内を歩き回ってしまった
帰りのころには
すっかり疲れ果ててしまい
その日は熟睡
これを書くのも、今日になってしまったのです。
ああ、くたびれた