2002年11月06日(水曜日)
565話 お寺の結婚式?
きのう、当社広島営業所の山本信(ヤマモトマコト)君の
結婚式に出た
彼は、お寺の息子である
山口県美東町(秋吉洞の近くである)の「正現寺」(しょうげんじ)
彼は、その次男坊
本物の寺の息子である
(変な言い方かな?)
その彼が、結婚式を挙げるのだから
当然、仏式である
結婚式と言えば
最近は、キリスト教式がほとんどで
今年、もう6回も結婚式に出席した私は
そのすべてがキリスト教式だったので、讃美歌を覚えてしまったほどだ
以前は神前結婚式がほとんどで
キリスト教会での結婚式は、むしろ稀であったが・・
しかし
“お寺”での結婚式は、正真正銘、初めてである
本当は、披露宴だけへの招待であったが
山本が「自分のお寺で、式は挙げます。」と、言っていたので
「俺、式も出るよ、いいだろ?」と
押し掛けで、結婚式にも出席することにしてしまった
こんな珍しいこと、もう無いかもしれない
ぜひ、お寺での結婚式、見なきゃ!
好奇心丸出しの私は、ウキウキ・ルンルンで出かけたのでした
お寺はきっと寒いであろうと思い、パッチを履いていったのは当然である
昨日の天気予報は、曇りと雨であったが
そこはやはり結婚式、見事に晴れ上がり、冬を感じさせる寒さであった
小郡からタクシーで20分ほど
「正現寺」は、完璧なまでの田舎の田んぼ風景の中にあった
タクシーを降りたところで
下関の実家から駆けつけたH.オサムと出会う
お嫁さんの絵里さんと、幼い楓くん、H.オサムのお母さんまで一緒だった
みんな、めずらしいお寺での結婚式を一目でも見ようと
好奇心のカタマリであった
が・・
立派な門をくぐったら
本堂の扉は閉められており、人の気配をあまり感じない
「あれ?」
駐車場には車がすでにいっぱい止まっているけど・
恐る恐る玄関を開けたら
中にはいっぱい人がいて
みんなニコニコしながら、動き回っていた
女の子は振袖、男は白ネクタイの礼服
しかも、中は暖かい
(外から人気を感じなかったのは、寒いので閉め切っていた為)
堂内は
華やかな空気が充満していて
いかにも、結婚式が始まるぞ~って感じ
※新郎の山本は、花婿姿で子供と遊んでいた(彼は実に落ち着きがない)
お寺といえば葬式がらみでしか行った事がないが
今日は、そんなイメージとは正反対で
明るい!
空気まで輝いているように感じる
私もウキウキしながら
結婚式が始まるのを待った
いよいよ結婚式の始まりだ
参列者全部、本堂の中に入って
まず、献花
仏壇の前の両側に
振袖姿の娘が二人
赤い花を中心としたフラワーアレンジメントをうやうやしく捧げる
仏壇には“赤いロウソク”
金色の仏壇が華やかに見える
新郎・新婦の入場
白無垢(しろむく)姿の花嫁がまぶしい
どうですか、役者が全部揃ったこの風景
いいでしょ!
お寺での結婚式、最高じゃありませんか
さぁ、仏前結婚式のはじまりです。