谷 好通コラム

2002年10月26日(土曜日)

557話 マニュアル作り

今年、冬に向けて力を入れている商品
下回り専用の“超硬ワックス”

 

スキーシーズンを控え
雪道に撒かれる“塩”
つまり
融雪剤に対する、サビ止めを目的とした商品

 

時代の欲求に即したものとして
世の中の標準品に
育つ予感がしている

 

「超硬ワックス」とは、ケミカルの名前ではなく
数種類のケミカルと
高圧スプレーを使い
独特の施工技術をもっと作り上げるサービス商品

 

今日は、その施工マニュアルを作った

 

自分たちで作業の写真を
デジタルカメラで撮り
ウィンドウズソフト“イラストレーター”を使って
施工マニュアルを作る

 

私たちの会社は
アイ・タック技研と言うだけあって
技術には自信がある

 

ケミカルも、機械も
車をキレイにする“道具”であって
主役は“技術”をもつ人間である

 

その技術を、たくさんの人に伝えるのが
私たちの仕事の中心であって
ケミカルとか、機械が販売されるのは
その技術によって造り出される洗車商品の道具として、であり
技術を伝えるという仕事の
結果であると考えている

 

施工マニュアルは
技術を伝えるために欠かすことが出来ない
もっとも重要な道具なのだ

 

また、技術の基本になることなので
真剣に作る

 

マニュアルの目的は
誰にでも間違いなく、その技術が伝わること
これに尽きる

 

多くの人がこのマニュアルを見ながら
私たちのマニュアルを使い
技術を実践する
間違いなく、目的である洗車商品が出来上がるように
一生懸命作る

 

マニュアルを作るときに
一番大切なことは

 

これを読んだ人が
“どう読むか”
“どう理解するか”
“注意すべき点が、注意されるか”
きちんと、技術を実践することが出来るかどうか

 

一般の商品の取扱説明書、マニュアルは
責任回避の部分が目立つ
何か、ユーザーが失敗した時に
マニュアルのせいにされたら、自分が損をするから
その責任を避けることを目的にした文言が多い
注意事項には、多分にそんな面が目立つ

 

しかし、商品が商品として伸びていくためには
技術が理解されることが第一義でなければ
商品が生きてこない
自分の責任逃れを軸にマニュアルを作っていたのでは
かえって、誰にも技術を伝えることは出来ないであろう

 

マニュアルこそ
独りよがりは、絶対禁物なのである
マニュアルは
相手にきちんと伝わってこそ、初めてその存在価値があるものだ

 

解かってもらうということは
ものすごく大変なのだ
自分の都合のカタマリのようなマニュアルなど、クズ同然

 

相手の気持ちに立つ
解かってもらうという事は
それ以外、方法はない

 

相手の気持ちに立つ
そんな、人としての基本的な姿勢が問われてしまうのだ

 

マニュアルを見れば
その担当者の
しいては、その会社の
商品に対する姿勢、顧客に対する姿勢が解かる

 

今日のマニュアルのモデル
久しぶりに、joumuが務めた

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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