2002年09月19日(木曜日)
522話 一生懸命話した
今日は、アウトメカニカの2日目
消極的な昨日のテツを踏まないよう
一段と、みんなと気合を入れて
ホテルを出発する
まず一発目
面白い「バフ」を見つけた
「バフ」とは、ポリッシャーの先に装着し
コンパウンドとかコーティング剤を着けて
高速で回転させて、車の塗装を磨くもの
そのバフは
スポンジが細かくカットされていて
面白い形をしている
研磨力もあって
なおかつ、冷却効果が高そうで
使い易いバフに見えた
(実物がMの所にあるので写真でお見せできない。またいずれ)
早速、名刺交換
たどたどしい私達の英語でも
一生懸命話してみると
なんとか通じる
「実際にやって見せて欲しい」
「最低ロットはいくつぐらいか」
「サンプルを欲しい」
「日本に代理店はあるのか」
などなど
ホントに何とか通じたのだ
Mも自信を持った様子
次に、塗装面を顕微鏡で見る装置
相手の言っていることは
半分くらいしか解からないが
それでも何とか話が進んでいく
プロモーションのCDをくれた
今は、カタログではなくPC用のCDをくれるのだ
印刷したカタログは、近い将来無くなってしまうのかもしれない
そして昨日の夜、食事をご一緒した日本のお客さんを
SONAXブースにお迎えし
即席の販売マンになって、一生懸命商品説明をした
それから色々有って
今度は
作業用の使い捨てシートカバーがあった
これが、意外とイイ
滑り止めの素材で出来ていて
しかも安い!
質感もすばらしいものであった
安いだけの中国製(全部ではない)とは
明らかに、品質の違いを感じた
しかも、安い!
これは高付加価値洗車を施工する時に
非常に良い商品であると感心した
そのドイツのメーカーのブースには
日本人のスタッフがいた
大阪弁のおじさん
やっぱり商売の話は
日本語だと大変スムーズである
ついつい30分のつもりが、1時間あまりも話し込んでしまった
よくよく話をしてみると
このおじさん、かなり凄い人であった
話せる言葉が
ドイツ語、英語、イタリア語、そしてもちろん日本語・関西弁
大阪の船場で会社の元社長であった
今は、その会社を兄弟に譲って
オーストリアに自分の会社を持ち
一流の会社、数社の代理店をやっていて
7ベットルーム、3バスルームの大豪邸に住んでいるという
彼の会社が
そのドイツのメーカーの中近東以西の国(もちろん日本も含む)の
代理人もやっていて
日本人である私達を見つけて
自分が説明員として、相手をしてくれたらしい
非常に腰が低く
大阪商人!って感じの人であった
10月に日本に来るので
「刈谷にもぜひ寄りましょう」ということで終わった
積極的に話していって
色々な経験をし、実際に商売になる、であろう話も
いくつか出来た
昨日のように消極的な姿勢では
今日もどうなっていたか
分からない
実際には
日本語で喋ることが出来たブースで一番話が進んだが
積極的にどこにでも
こちらの興味が湧くところに
主体的に話をしていった今日は、昨日とはまったく別の1日になった
英語版の名刺を、かなり配ったので
英語のメールがいっぱい来るかもしれない
良かった
別行動であったDr.サンコンも
かなり収穫があったようで
ヘトヘトながらも、笑顔であった
せっかく来たのだから
積極的に!
積極的に!
このアウトメカニカ
桁外れの巨大さである
1~9棟までの室内展示場があって
その1つが、それぞれ馬鹿でかい
大きい方の会場3号館で、出展社数を数えて見た
1つのフロアーで400社
そのフロアーが3段重ね、3階まである
だからこの3号館だけで、1200社ぐらい
もっと大きい会場(4号館)もあるが
それより小さめの会場もあり
それが9棟あるのだ
ざっと適当に考えて、室内だけでも8~9000社は出ているのだろう
それに加えて屋外展示場
門型洗車機メーカーだけでも、30社は有っただろうか
その他にもいっぱい出ていて
そんな会場が3ヶ所
全部合わせて
やっぱり1万社、大台は超えているのかもしれない
会期は6日間
入場者数は17万人を超すそうだ
17万人といっても
会場には誰でもが入場できるわけではない
このアウトメカニカは
「トレードショー」なので、業者の人
つまり直接商売に関わる人しか入れないのだ
その上での17万人は、やはりスゴイ
すべて世界中から集まってきた人たちなのだ
たった3人の積極性など
毛ほどの物でもないかもしれないが
たったそれほどの物でも
消極的であれば、間違いなくゼロの意味しか持たなかった
積極的に!
※巨大な会場の中
豪華絢爛、嗜好を凝らし
金をかけたブースが圧倒的に多いが
中には
1コマだけブースを借りて
持ってきた自社商品を並べただけの
素朴なブースもいっぱいあった
費用対効果を考えると、これもありで
好感を持ったのでした
明日、帰りの飛行機に乗るが
午前中は、またアウトメカニカに行って
ギリギリまで頑張る