2002年09月16日(月曜日)
518話 シベリア秋風景
ドイツ行きのフライトは
名古屋を離陸後
一路北上し
日本海を突き抜け
オホーツク海から
ロシア・ウラジオストック市の周辺の
ユーラシア大陸に上がる
シベリアを北上し、北極圏を舐めるようにして
シベリアの最北端を
地図でいうと西に向かう
離陸後、4~5時間経つと北極圏に差し掛かる
北極圏は異次元だ
前回ドイツに行ったときは
11月の初旬であった
だから
シベリアに入ってすぐに
下界は真っ白になり
荒涼たる北極圏を抜けて
ドイツに到着の1時間ほど前
フィンランドあたりからバルト海に出るぐらいまで
延々と
真っ白な世界が広がっていた
フライトの大半の時間
白銀の世界を楽しむことが出来た
今回は、前回より約1ヵ月半早い
シベリアはまだ秋であった
前回とは、まるで違うシベリアであった
紅葉しているのか赤っぽい山
明らかに
黄色くなっている山が
延々と続き
真っ白に雪が被っている時には
分からなかった景色が
いくつか見えて楽しい
そして
そろそろ北極圏に差し掛かる頃
9月中旬でも
やはり、そこには白い世界が広がっていた
しかし
残念ながら、雲がかかっている
ずうっと雲が
「今日は見せてやらないぞ」とばかりに
下界をビッシリと覆っている
残念ながら
前回あれほど感激した“北極圏の景色”とは
今回は会えそうにない
シベリアの秋
今回の収穫である
秋は、空気がモヤっているのか
どこを撮っても、何となく白っぽく
はっきり写す事ができなかった