2002年08月08日(木曜日)
488話 プロと素人とは
「快洗Bossと快洗隊」のビデオが出来上がった
今日、音入れをやって完成
今回のビデオは、プロにお願いした
そのいきさつは前に書いたが
そのようにして、ほんとに良かったと思っている
私から見ると、ひいき目になってしまうかもしれないが
想像以上の出来だ
皆さんにも、ぜひ早くお見せしたくてうずうずしてくる
今回のことでは
色々勉強になった
まず第1に、撮影
のべ240分の長さを撮ったそうだ
ビデオ自体は14分のもの
その15倍以上のテープを撮ったことになる
こう言うと、いかにも雑に撮ったように思われるかもしれないが
全くその正反対
1シーン、1シーン、そこまでしなくても、というほど丁寧に撮っていた
暑い倉庫で、照明をガンガンに点けて
近寄るのもためらうような環境で、商品を1cm刻みに動かして
何種類も、一番いい絵を作っていた
3~4時間撮っていただろうか
出来上がりのビデオを見ると、そのシーンは全部合わせて、わずか6秒ぐらい
特に、現場での作業シーン、全部で丸2日かけた
これでもかというほど、念入りに
しかも、動きを求めて
カメラは縦横無人に、動き回った
絵に対するこだわりは、私達素人とは100倍違う
これぞプロと感動したものだ
そのあとの編集
こちらも、のべ20時間かけたそうだ
私は、ビデオ編集に長時間立ち会ったことがある
その緻密さは、とても私達が真似できるものではない
その技術はやはりプロそのもの
今日の音入れ
プロのアナウンサーがやってくれた
時間はかからない
今日も、2時間ほどで済んだ
しかし、なんと表現したらイイか
一発勝負で、バシバシ決めて行くというのか
何回かNGも出るが、小気味よく決まっていく
これも、さすが、さすが、と思わせるプロの技
しかし、一番感心させられたのは
なんと言っても
「一つのストーリー全体を、しっかりと掌握しつつ、(シナリオ)」
「パーツを丁寧に作り(撮影)」
「組み立てて(編集)」
「要素を積み上げ(音入れ)」
全部が出来上がった時には、14分間が何の破綻も無く
ものすごく細かいパーツから出来上がっていることを、全く感じさせずに
スムーズかつ
メリハリの利いた
一つのドラマになってしまうこと
出来上がったものが完全に頭に入った上で
細かいパーツを作り、組み立て、重ね
本当に出来上がってしまう
この不思議さ
これは、交響曲を作曲する時に
何十種類の楽器の一つ一つの楽譜を書いていって
それが全部重なると
壮大な音楽になっている
そんな事にも似ていると思った
何を作るのか
実現するのか、きっちりと頭の中に入っていて
そのパーツがバラバラであっても、一つ一つがどうなっているべきなのか
分かっていて作っていく
実に不思議であり
今回一番プロを感じさせられたところであり
行き当たりばったりの素人と、一番差を感じたところ
全体を見渡せるのがプロ
行き当たりばったりなのが素人
これは案外、どの世界でも言えることか
※今回のビデオの監督
この人の頭の中はどうなっているのだろう。スゴイ
これは、事業を作り上げていく様にも、よく似ている
いやいや、いい勉強になりました