2002年08月06日(火曜日)
486話 元気の素が危い
きのうの夜
「セントラルパーク」倒産のメールが入った
(メールサービス「帝国データバンク倒産情報」より)
セントラルパークとは、MINEサーキットの経営会社で
つまり、事実上、MINEサーキットが倒産ということなのだ
寝耳に水
今週の週末、「MINEツーリング第3戦」に出る予定であった
MINEが閉鎖になるかもしれない
(一時的であるにせよ)
文字の上でそう分かっても、実感が湧いてこない
清水さんに電話をしたら
「子供の遊び場を取り上げられたようなものですよ」と
冗談を飛ばす
清水さんも、突然そう言われてもピンと来ないのであろう
MINEサーキット(旧西日本サーキット)は
清水さんのレース人生の多くの時間を過ごしたところ
人生の大きな一部
「子供の遊び場」どころではないだろう
私は、2年前からこのMINEサーキットに通い始めた
最初は、サーキット走行で十分満足していて
レースに出るつもりなど全く無かったが
清水さんにノセラレて
一度レースに出てしまったら、もう病みつき
自称「元気の素」と言って
今年は6回もレースに出るつもりであった
私は、いつの間にか、レースがこの上ない楽しみになっていたのだ
サーキットは、MINEサーキットしか走ったことが無い
私は不器用なので
同じことを繰り返しやらないと、憶えられないのだ
だから、あちらのサーキットこちらのサーキットなんて
とても出来ない
ひたすらMINEだけであった
MINEサーキットでのレースは、私の唯一の「元気の素」
それが無くなってしまうかも知れない
本気で寂しい
今まで有ったものが、急に無くなってしまうのは
それが何であれ
寂しい
もう何日かでレースがあるのに、どうなるのだろうか
新幹線の切符も買ってしまった
ホテルの予約も取った
レンタカーの予約もした
ヘルメットなどの荷物も、すぐに送れるように梱包してある
「ひょっとして、レースだけはあるかもしれない」
と、どの予約もキャンセルしていない
どうしよう・・
「当分の間、営業は続けるようだ」という情報も聞いた
いずれにしても、レースに出る方向でいよう
そう思っている
今日は、昼から面接会があった
来年卒業予定の学生の面接会だ
職安主催のもので、費用はタダ
経理のandoさんと二人で来たのだが
何故か、私達のブースは誰も来ない
一人も来ない
もう面接が始まってから1時間とちょっと経ったが
まだ、一人も来ない
暇を持て余して、これをコソっと書いている
周りを見渡すと、面接をしているブースはあまりない
学生は
ブースに行かず会場の周りの椅子に座って
資料とにらめっこしているばかり
就職難と世は言っているが
こいつら、ホントに就職する気あるのかいな
それとも、このブースには
「元気の素」が無くなってしまいそうで
一段としかめっ面になっている私が座っているから
誰も近寄ってこないのか
そうかもしれない・・
このところ知っている会社が
いっぱい倒産している
倒産が、身近に起きるようになっていて
「不景気」とのニュースを実感として感じるようになってきた
ありがたいことに
本当にありがたいことに
我が社は、まだ伸び続けている
一生懸命やらなくてはと思う
そのためにも、ぜひMINEサーキットに復活してもらって
「元気の素」を仕入れなくては
あ~っ、早く走りたい!