2018年11月12日(月曜日)
11.12.レースは勝ってこそ、KeePerはキレイにこそ価値がある。
今日はわが社の取締役会であり、
取締役会は年に一度の株主総会に次いで重要な会社の決定機関です。
だから私も緊張して出席しなければならないし、
全員が会社の事を真剣に考えて議論を重ねます。
しかし、今日の私は本当にダメでした。
腹に力が入らないというか、思考力が停止状態で、
“らしい”ことを話しているだけで、論理的ではありません。
代表取締役としてとんでもなく情けないことで、いけない事ですが
昨日のレースの敗北が、強い後遺症になっていて、
本当に許されない事ですが、腑抜け状態から脱せないのです。
負けたことで、
こんなにもダメージがあるとは自分でも不思議なくらいです。
良い悪いを通り越して、力がまるで入らないのです。
今回の取締役会は、
十月の営業成績が素晴らしく良かったので、
とりあえず、深刻に議論しなければならないことは無かったのですが、
それにしても、何も議論が盛り上がらずダメな取締役会でした。
ダメな張本人は自分であると自覚しているのですが、ダメでした。
決して良いとは思っていないのですが、許される事とも思っていないのですが、
なんとも、ダメでした。
あんなエキサイティングなレースを、
強い関わりをもって見ることが出来て、本当に幸せだと思うのですが、
しかし、
勝ちたかった。
どんな展開であろうと、どんな勝ち方であろうと、
結果として、とにかく勝ちたかった。
それだけで良かった。
どんなにつまらないレースであったとしても、勝ちたかった。
レースは闘いなので、
ショーとしてどうであろうと、
戦いには勝ちたい。勝って初めて戦った価値がある。
レースとは、戦いとはそういうものだ。
同じようなことがKeePerにもあると思っています。
KeePerを、お金を払って、自分の車に施工してもらう人=お客様は、
その事によって、自分の車が正しくきちんとキレイになることを求めています。
ほぼその事だけを求めていると言って過言ではありません。
その作業をする人が、
笑顔で、愛想のいいことを話してくれることなんかどうでも良く、
その人が耳触りの良いことを言う事なんかに無駄な神経を使わず、
そのスタッフが、正しい知識と、
正しい技術をちゃんと持っていて、
自分の車を全力でキレイにしてくれることを求めます。
自分の満足を満たしてくれるキレイさを結果として造りだしてくれれば
その人に笑顔があろうがなかろうが、
気の利いたサービス言葉を言ってくれなくても、
自分の満足が満たされるキレイさが正しく実現すれば、それだけで良い。
お世辞なんて必要ない。
造った笑顔なんてくそ食らえだ。
お客様は、極端な言い方だが、あなたの笑顔に金を払う気なんてない。
自分の車が、満足のいくキレイさになって欲しいだけです。
耳触りの良い言葉なんて欲しいと思わず、
乱暴に言えば、別にどうでもよく、
正しい知識で、正しい情報を欲しいだけで、
その上で、正しい技術と、正しい作業で、
正しくキレイになった自分の車が欲しい。それだけ。
戦いには勝つことがすべてである事と同じだ。