2002年03月30日(土曜日)
385話 やらない後悔
昼過ぎに東京から帰ってきて
今、午後5時半過ぎ
福岡行きの飛行機に乗っている
帰ってきてすぐに着替え、サーキット走行のための道具を持って
飛行場に向かったのだ
家での1時間に考えた・・
「まだMINE行きは中止できる。
飛行機も電話で予約しただけで、チケットはまだ買ってない
だから電話でキャンセルするだけだし
ホテルも、レンタカーも、キャンセル料なしで電話で取り消せる
こんなにくたびれているし
新しくなった刈谷快洗隊、初めての土日も気になるし
MINE行きを中止すれば
体は休まるし、快洗隊の様子も見に行ける。
中止するメリットはあるし、リスクはまったく無い
やめよかなぁ、行くの・・
いくらなんでも無茶だよなぁ・・・」
今回はチョッと真剣にそう思った
「行って練習したって、速くなれるとは限らないし
むしろ、ちっとも変わらないケースの方が多い
で
少しぐらい速くなったとしても
28日のレースで上位にいけるぐらいのスピードになるわけではないし
行ってもしょうがないかもしれない
やっぱり行くの、やめようかな」
ほんの15分ぐらいだが
今回は真剣にそんな風に迷った
「ましてや今回は一人だけ
行きも帰りも一人だけで
向こうに行っても
清水さんたちは岡山のTIサーキットで、ビッツレースがあり
付き合ってくれるのは、スーパーメカ小林君だけ
2人だけで、まるまる1日
何話していいのか、
きっと小林君もそう思っているのかもしれない
それもかえって気の毒だなぁ」
いろいろ考えた
そして結局、今、やっぱり飛行機に乗って
福岡経由でMINEに向かっている
行くことにしたのだ
私は、何かを「やる」か「やめる」か、迷ったとき
ほぼ100%の割合で、「やる」方を取ってしまっている
「やらなかった時の後悔」
やれば良かったと、思いたくない
そう思うのだ
「やらなければ良かった」とは、ほとんど思ったことが無い
やっても成果がなく、くたびれただけだとしても、何も損をしたとは思わない
くたびれると、何か損なのだろうか
くたびれは、寝れば直る
ドオってことない
やって何もならなかったとしても、何か損なのだろうか
「時間が無駄になった」か?
そんなことは無い
それをやらなかった代わりに何かをするのであろうか
テレビでもボーっと見て、時間潰しをするだけだろう
やらなかった損は取り返しがつかない
もう、その機会は戻ってこないのだから
車検のコバックチェーンの社長が書いたカレンダーに書いてあった
「やってみなければ、何もわからない」
今回の快洗隊のリニューアル、快洗Bossでの「12分手洗い洗車」がメインだ
一番の心配は
その洗車をお客様が、どう感じるのか、ということであった
手洗いではあるが、機械を使う
手洗い専用機と言っても、快洗Bossは普通の洗車機に形が似ている
(形は似ていても、フレームから新設計の正真正銘、専用機なのだ)
お客様の車をまたぐ形で機械が動く
その様子は、今までの門型洗車とほとんど同じである
機械が車を触ることは全く無いし
仕上がりも、今までの手洗い洗車とまったく変わらないが
機械が動くことで、ユーザーがどう感じるのか
最後の最後まで不安は付きまとっていた
しかし
実際にその新しい姿で、営業を始めてみると
あの不安は一体何であったのだろうか、と思うほど「好評」であるらしい
お客様の拒否反応はまったく無い!
ただの一人も不快感を示す人はいない、とスタッフが言っている
「やってみなければ、何もわからない」
やって良かったと、つくづく今思っている
詳しくは、またの機会に近々紹介します
何はともあれ
私は、またMINEに向かっている
MINEサーキットには、かれこれ、もう30回以上来た
そのたびに、行くか、やめるか、で迷ったが
必ず来た
そして
「来なければ良かった」などと、後悔したことは一度も無い
今回は、一日、小林君と2人だけで、じっくりと走ってみたい
※写真は、福岡から今日の宿泊地下関に行く途中、「関門橋」