2002年03月21日(木曜日)
377話 今は何でもあり
今の世の中
正に、何でもありだなあーと思ったことが、いくつか有った
既存の概念とかが、まったく通じなくなってきている
おとといの夕方
私は事務所で、溜まっている書類の片付けごとをしていた
そうしたら
「行政書士の○○○と申します。ご挨拶に参りました。」
という声が聞こえた
私の席は、事務所の一番“入り口”に近いところで、2面の窓に面した
文字通り「窓際」であり、入り口に近い「末席」である
だから、誰かが尋ねて来ると、すぐに分かる
受付のようなもの(実際はパーテーションに仕切られているので姿は見えないが)
「行政書士? 行政書士が、ウチに何の挨拶なの?」
私は物珍しくて、のこのこ出て行った
行政書士曰く
「近くの△×合同事務所に、今度、事務所を持ちました。
お近くですので、何かお役に立つことでも有りませんでしょうか?」
何と行政書士が、訪問営業に来たのだ
私曰く
「悪いけど、私の“いとこ”が近くの安城市で“司法書士”を開業しているので
ずっと、彼に任せているんだ
彼が死んだりしたら、君に頼まなければならないけど
あいにく、彼はすごく元気なんだなぁ~
だからしばらくは、君にお願いすることは無いと思うよ。」
と、丁寧?にお断りをした
彼曰く
「ハイ、でも、こちらをご覧ください。
今、国の制度で、社員の教育に関する費用を何割か、助成を受けることが出来ます。
そんなことは、現在おやりになっていますでしょうか?」
彼はまだ20歳台前半の若い坊や風
弱々しそうに見えたので、トットと尻尾を巻いて帰るかと思ったら
なんの、なんの
顔色一つ変えず、反撃してきた
そういえば、彼の言っているような事をどこかで聞いたことがある
私は思った
「NOVAで社員の英会話教室を受けているけど対象になるかなぁ~
あっ!そんな事より
今度始まった「快洗Boss」の技術研修が対象になるかもしれない
うまく行ったら、研修を受けられた方に、助成金を受けてもらえるかもしれない
そうしたら
皆さんにものすごく、喜んでもらえるに違いない!」
そのことを彼に話したら
経理の安藤さんが
「私もそう思っていました。やってみましょう。」と、言ってきた
そして早速翌日、まず安藤さんが役所に行って
その辺の情報を集めに行ってくれた
難しいことはたくさんあるだけど、不可能ではないようだ
ということで
この仕事を、“営業に来た行政書士”の彼と、安藤さんにやってもらうことにした
彼が営業に来てくれなかったら
何も無かったかもしれない、こういうことを「縁」と言うのか
また新しいブレーンが増えたように思えて
ものすごくトクした感じがした
行政書士・司法書士・弁護士といえば
国家資格を取って事務所を開いていれば、商売になるものと思っていた
私も会社を持って18年になるが
この手の営業を受けたのは始めてであった
世の中変わったんだなぁ~、何でもありなんだ
と言うより
今まで通りでは駄目なんだ
なんかしないと
新しい事をして行かないと、生き残っていけないんだ
そんなことを思ったのでした