谷 好通コラム

2018年11月03日(土曜日)

11.03.他人を踏み台にしてでも、自分一人が儲けたいか

競争は、人と競い合ってお互いを高め合う効果があるので、
どの組織でもよく使われます。
私達のラボの店でも毎日の実績報告書には店舗実績の順位が書かれています。
それぞれの店では自分達が目指すターゲットとしてのライバルを決めて、
自分達で競い合っているようです。
会社としてそれを何かの制度をもって奨励している訳ではありませんが、
何かにつけて応援しています。
お互いが競いお互いが高め合っていく競争の原理は
仲間意識に支えられ、正しく機能すれば非常に効果的です。

 

しかし、相手を負かせて自分が勝つという競い合いを、
食うか食われるかの弱肉強食的に解釈すれば、
相手を自らの踏み台にしても、自分が勝てば良いとなって、
お互いがお互いを高め合うなんてことはなく、
相手を攻撃することによって、自らが一方的に勝ち、相手を負かすのだから、
相手に迷惑を掛けようと、攻撃によって相手が弱ろうとかまわず、
自分が勝つことだけを目的とするので、
お互いが高まるなんてことは無い。
自分一人の腹が膨れるか、勝って気分がいいか、自分だけが儲かればいいのだ。
競走=勝負なのだから、
勝ちがいれば必ず負けがあるのは当然。取るか、取られるか。
ビジネスで言うならば、利益を得ようと思うなら取るしかないということか。
勇ましいし、潔く、男らしくてカッコいいか。英語で言うならクールか。
弱肉強食は自然の中においては正しい。
よく判らないが、
お互いがお互いを高め合う、なんて、きれいごとで、弱弱しくカッコ悪い。か、

 

しかし、考えてみると、
得るべき利益が一定で量が決まっているものならば、
今より多く利益を得ようとすれば、
他人が得るかもしれなかった利益も、取って、自分のものにするのだから、
取るか取られるか、食うか食われるかの弱肉強食が成り立つが、
その利益がまだまだ未開発で、
その利益を得ようとする人が、
その利益の代償である”商品=価値”の提供を広める努力をしたり、
つまりその商品の良さを知らない人に、良さを知らせる努力をしたり
その価値をより高めて利益を増やしたりすれば、
他人が得るべき利益を奪い取らなくても、
自らの利益を、限りなく増やすことが出来るはずだ。

 

お互いが競い合って技術を磨き、お客様に提供する”価値”を高めて、
自分達の得られる利益を上げる成果は、誰の負けも作り出さない。

 

商品の価値をより理解いただけるような告知を造って、
商品の良さをより多くの人に知っていただいて、より多くの人に提供すれば、
新たな需要を造りだしたのだから
得られる利益は上がるはずだが、競争相手の損を造りだす訳ではない。

 

需要の量の規模が、
宿命的に、消費者が使った分だけに限られている生活必需品は、
その意味で利益の量が限られているので、それを取り合うのが競争になっているが、
しかしKeePerは、お客様が”欲しい”と思う気持ちで決まるのだから、
より高い価値を得たいと思っていただけるように技術を磨くことも
自分の利益を伸ばすための有効な手段と成り得る。
またKeePerの良さを本当に知っている人は、
KeePerを施工した経験のある人に限られているので、
その良さを出来るだけ解かりやすく表現して多く告知することも、
新しい”欲しい”を開発して、新しいし需要を増やすことになり、
自分の利益を増やすだけでなく、競争相手の利益も結果的に増やすことになる。

 

需要の量が決まってしまっていて、それを取り合うような商売ではなく、
まだまだ未開発の需要が山ほどあって、
その価値を高めたり広めたりすることで、
需要の量も、利益の量を増やすことが出来るKeePerは、
断じて取り合い、奪い合うべきではない。

 

技術を磨いて価値を上げ、その価値の代償である利益を上げる。
あるいはその価値の周知を広げ、より多くの人に利用してもらい利益を上げる。
それが出来るのがKeePerであり、
そこに大きな可能性を見出して、
とんでもない数の多くの仲間が集まったのが、
キーパープロショップです。
「他の人を踏み台にしても、自分一人が儲けたい。」
なんて人には断じて合わないでしょう。

 

日本全国に走る乗用車だけでも約6,000万台あります。
しかし日本で施工されているKeePerは、今まだ、わずか300万台。
その一部でしかないKeePerを仲間同士で取り合って不毛に荒らすより、
今年は施工しなかった5,700万台の車に、
磨き上げた高い技術で、広くそのキレイさを知らせていきたいものです。
KeePerはそれが出来るから、仲間たちみんなが大切にしているのです。

 

 

金を使って検索サイトでどの仲間よりも自分の店を上に出した上に、
安売りし放題で
恥ずかしくもなくウソを書き並べ
仲間たちに迷惑かけてでも自分だけ儲けたい輩がいます。
要注意です。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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