谷 好通コラム

2002年01月07日(月曜日)

327話 仕事始め・悲鳴

今日は、事務所の仕事始め
朝9時までに全員が、無事出社した
年末から正月にかけて、誰もいない事務所での仕事が続いたので
静かな事務所に慣れてしまい
久しぶりにみんなが揃って、にぎやかに声が飛び交う中に座ると
めまいがしそうであった

 

今年最初の朝礼のあと
本社勤務の営業関係のスタッフを集め
自分自身を引き締める意味も含めて、檄を飛ばすことにした

 

「今年が始まった、今日はスタートです
スタートは、よーいドンです。
ドンが鳴ったら、思いっ切り飛び出すこと
ボチボチ行くかー、とはならない
そんな事やっていれば、すぐに置いて行かれてしまう
置いていかれる者は、置いて行きます
スタートダッシュでの
最初のスピードが、今年一年のスピードを決めてしまうものです
今の瞬間、フルスロットルでダッシュをかけてください」

 

たぶん、そんなような事をしゃべった

 

私は、もう何日か前にスタートしているので
いつものようにマイペースで、と、机に座ったとたんに、常務が「ちょっとイイですか」
だれかが途中で割り込んできて、「これ見てもらえますか」
たちまち目の回るほどのペースになってしまった
12時を大きく回って、「とにかく飯食おうよ」と目の前の食堂に行けば
昼飯食いながら、目の前で、なにやら書類引っ張り出して
スタッフどうしで相談を始める

 

会社が始まった瞬間から、あっという間にいつものドタバタが始まってしまった
いつの間にやら、どこかに出張に出てしまったスタッフもいる

 

「仕事始めの“激”など、いらんかったのかもしれんなぁ~」と
思わずつぶやいてしまったのだった
ありがたいことです

 

みんなそれぞれ、大きな仕事を持っていて
それを実現するためにタイムスケジュールを立て
一つ一つのタスクに期限を設けている
だからほとんど毎日が締め切りのようなもの

 

何かまとまった事を実現しようと思ったら
段取りに細かく期限を設け、一つ一つの段階をこなして行く
それ以外、方法はないと思っている

 

○○日ごろまでにやろう、と思っているだけでは
実現できる事は何一つない
毎日何かしらの用件が、必ず突発的に入ってくるものだから
それをこなしたうえで、暇があったらやろうなどと思っていたら
あっという間に時間切れになってしまう

 

毎日の事は、毎日の事としてこなした上で
積み上げて行かなければならない仕事も、平行して確実にこなしていく
全部、同時進行である
みんなも、そんな事が出来るようになってきたのだろうか
今日は、みんなからの相談、報告のスタートダッシュに振り回されて
悲鳴状態だった
気が付けば夜9時近く
メールがまだどっさりと入ってくる

 

年末から正月にかけてのじっくりとした仕事と違って
また、ドタバタの仕事に戻った

 

うれしいやら、楽しいやら、ため息が一つ
ふぅ~~~っ

 

お正月のあのガラガラの道路を、ちょっと懐かしく思ってしまったのでした

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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