2001年11月04日(日曜日)
270話 チョッと一休み
269話で難しいテーマを始めてしまった
色々考えている間に
子供の結納があって
このことについて考えるのを、チョッと一休みしてしまった
だから、続きを書くのは後にして
若い二人の結婚に向けての一つの儀式を、楽しんだ
私の娘を、私から奪っていくのは !(^^)!
2つ年上の青年
彼女が大学の時の、研究室の院生だったそうだ
決して、決して派手な男ではない
言葉も多くない
そして、いい意味で、欲を全く感じさせない人間
透明感を感じさせる
だから余計に、力強さを感じさせる
人としての正のパワーを充分に備えているのだろう
その彼が
娘が手術するときに、「これ、面白いから、読んでみたら」
と、渡した本が“ホーキング.宇宙を語る”
彼が中学校の時に、読んだ本なのだそうだ
スティーブン.W.ホーキング
現代最高の物理学者、と同時に宇宙論の最高権威
アイザック.ニュートン
アルフレッド.アインシュタイン
彼らたちと、物理学の世界で、世紀の天才と並び称される
“ホーキング.宇宙を語る”
彼が1980年代に書いたこの本
世界各国で発売されると同時に、全米べストセラーを半年続けた
私も、30代のときに読んだ
この手の本にしては大変読みやすく書いてあって
だから世界的なベストセラーになったのだろうが
でも所詮、物理学の本なのだから難解には違いない
「こやつ、宇宙のことを語った本が好きなのか」
私も大好きなので
少しニンマリであった
いつか、ゆっくりと、あてどもなく、見果てぬ宇宙のことを
彼と、語ることが出来るかもしれない
ちびちびと酒を飲みながら
今から楽しみである
さて、その本を貸してもらったわが娘
この手の本には、あまり興味が無かったらしく
さっさと、私に貸してくれた
私も、久しぶりにまた読んでみるかと、読みにかかったのだが
遅々として読めない
10ページも読むと、「眠くなってしまう」のだ
本を読む集中力が、格段に落ちているようだ
それに、字が小さいのが大変苦痛になっている(老眼ではないはずなのだが)
この青年を、私は大変気に入っている
よくぞ見つけたものと、褒めてやりたいぐらいだ
簡素だが心のこもった式の後
私は、またまた痛飲してしまった
気分がいいと、私は酒の限度がなくなってしまい
酒が深くなると、無遠慮になって、喋ったことに自信が無くなる
「何か変なこと言わんかったかなぁ~」
二日酔いの頭で、一生懸命思い出そうと思っても
心配になるだけ
まっ、いいかっ