2001年10月31日(水曜日)
267話 大好きなDr.ピッチ
Dr.ピッチ
ピッチ博士は、ドイツSONAXで、製品開発の要になっている人
彼は、大変気さくな人で
SONAXの人々の中でも一番好きな人の一人である
最初会ったのは、何ヶ月か前、当社のトレーニングで
色々なケミカルの実演を見せてもらったのだが
現場を良く知っている人で大変好感を持った
今回のドイツ行きでも、彼と再会できるのが大きな楽しみであった
SONAXの工場に行って1日目と、2日目に
実際に作業しながら
かなり入れ込んで
議論をさせてもらった
大変、収穫のあった2日間であった
彼は、負けん気が強く
私達が持って行った「爆白!」とかのケミカルの実演をすると
「自分はこんなものを作った」と、似たようなものを引っ張り出してきて
すぐ対抗する
議論伯仲で大変面白かった
その彼が、4日目に、また1日付き合ってくれた
まず行ったのが、ノイブルグ唯一の洗車場
ちっぽけな洗車場を簡単に見たあと
また、ケミカル談義が始まった
彼は
私達が3日目に他のところへ行っていた間に作ったという
自慢のケミカルを持って来ていたのだ
人の洗車場で
乗ってきた車に、早速、そのケミカルを塗って説明を始める始末
このピッチ博士は、“物”を作ることが大好きらしい
その日は、オフだったので
婚約者のクラウディアさんと一緒に
一緒にドナウ川の上流にある有名な修道院を案内してくれた
夕方までしっかりと付き合ってくれたあと
晩飯をどこで食おうか、と話をしていて
「僕に家においでよ!」と、いうことになり、図々しくもお邪魔することになった
ピッチ博士の家は、大変すばらしいものであった
大きさも、さることながら
家の中にある品のいい家具も、でっかいテーブルも、なにもかも
ピッチ博士が自分で作ったものだと言う
休暇に、弟さんが持っている作業場で作ったのだそうだ
その仕上がりは、お世辞抜きですばらしく、高級品そのものであった
その日のディナーは
どんな高級レストランでのディナーと比べても、引けを取らない
極上の楽しいひと時であった
※ピッチ博士と、クラウディア嬢と、SONAX日本代表の吉村さん
※ガレージにあった3台の“DUCATI”
ピッチ博士が跨っているのが、32年前!の「クラッシックDUCATI」
赤いのが、クラウディアが乗るという最新の「1100ccDUCATI」
その後ろの、カバーが掛けてあるのが「レーシングDUCATI」
Dr.ピッチは、レーシングライダーでもあったのだ!
酔っ払いながら1台ずつ、エンジンを掛けてくれ
わたしに跨らせてくれた
ガレージの中で!
猛烈な爆音と、排気ガスが目にしみながら
至上のひと時であった
そしてガレージのもうひとつあったビックリ仰天のもの
それは
次の話で(ひとつの話で3枚の写真しか載せられないので)