谷 好通コラム

2001年10月30日(火曜日)

263話 ドイツのSS

話の前に

 

※この話とあと3話は、
本当は、ドイツにいる時に書いたものだが
HPに上げたのは、30日、日本に帰ってきてから、
実は、ドイツからは、ミュンヘンのso-netの提携プロバイザーを通じて
送っていたのだが、何らかのウィルスにやられて
sensya.comを出そうとすると、変なHサイトが出るようになってしまったのだ
どうもアメリカのサイトらしいのだが
どうも有料サイトらしく
ホテルのチェックアウト時の電話代が30,000円近くあった

 

それでどうしようも無くて、日本に帰ってから何とかしようと
やっと、こうやって上げることが出来たのだ
時差ぼけでフラフラしながらやっているので、少しずつ上げていく

 

それにしても
インターネットは、ウィルスとの戦いであることを
ひしひしと実感してしまったのでした。

 

263話 ドイツのSS

 

肝心な話、SSのことを話さねばならないのだが
簡単な話になってしまう

 

というも、こちらのSSは、全部セルフなのだ
それも
はるか昔からであって
ガソリン、軽油などの給油は、自分でやることが、当たり前の事だそうだ

 

35年前、ドイツに駐在された方の話で
燃料は、ガソリンスタンドのスタッフに入れてもらったことは、一度もない
と言っている

 

このノイブルグの町にも
数件のSSが有って
どこも全く同じような形態の店舗である

 

つまり
セルフの計量器が、ゲート式に2~4基、正面にあって
建物は、コンビニストア
ちょっと大きめのスタンドには、セルフの洗車機が置いてある

 

店舗のスタッフは、コンビニのレジにいる
清算は給油後、コンビニのレジでやる
もちろん、コンビニで何か買い物をするついでの清算だから
後清算でも、不便そうではない

 

SSとコンビニは、切っても切れない関係で
一緒にあるのが当たり前
そんな感じだ

 

計量器に清算設備がしてあるガソリンスタンドも、最近はあるそうだが
コンビニでの清算がまだ普通であるようだ

 

ちょっと驚いたことがひとつ
給油設備と、コンビニストアは、ちょっとした段差で区切られているだけ
段差は数センチの高さ
うっかりしているとつまづく程度の、ホンのちょっとした高さだけ
距離もたいしたことない

 

なのに、コンビニ側のスペースの方ではタバコを吸っても良いのだ
簡単なパラソルつきのテーブルに、灰皿までもが置いてある
給油をしているところから、10メートルも離れていないところで
プカプカと、のんびりタバコを吸っているのだ
もちろん私も早速吸って見た
なんとなく悪いことをしているようで、落ち着かなかった

 

ガソリンスタンドで車の整備をしている様子はない
だから、ドイツにおいては
ガソリンスタンドは、“サービス・ステーション”ではない

 

車のオイル交換などの整備は、ドライブショップのような店でやっている
日本のドライブショップのように
カー用品の品揃えは豊富ではなく、店内面積も50坪程度
しかし、ピットは7~10基あって
整備のスタッフもたくさんいる

 

ドイツにおいては
燃料は、コンビニで売っていて
普段の整備は、ドライブショップでやってもらう
洗車もセルフ
こんな構造のようだ

 

だからドイツには「ガソリンスダンドマン」は存在しない
日本とは、随分違うが、これはこれでいいのだろう

 

 

コンビニは本格的である

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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