2001年10月14日(日曜日)
245話 大好きな「大沼」
昨日、今日と鈴鹿のF1に行った
F1そのものも、好きではあるが、それより
われらが師匠、テツ清水が
F1の前座レース「シビックジャパンカップ」に出場するので
それを応援するため
この2日、たくさんのすばらしい出来事が沢山あった
これは、少し頭の中で整理をしてから書きたいので
その前に
もう一話だけ、函館のことを
函館を、私が大好きである一つの大きな理由
「大沼」
函館の北東に位置し
国道5号線で、札幌へ向けて30kmぐらい行ったところにある
成層火山「駒ケ岳」のふもとに広がる
「沼」と言うより、「湖」と言う方がふさわしい
その大沼に、私の大好きな、お気に入りの場所がある
観光バスが止まる「大沼公園」から
もっと10kmぐらい奥に入ったところで
ほとんど、人はいない
静かに広がる大沼の向こうに
駒ケ岳が、優美な曲線を描く
湖畔からすぐ森が立ち上がり、あくまでも、なだらかに
ゆったりと、森が頂上に抜けて登っている
この場所は、冬真っ盛りの雪で、真っ白になる頃が一番好きだ
純白の雪が凍った湖面を覆い
湖岸から、全く破綻のない曲線を描いた白の世界が、構成される
時折、JR函館線の電車の音が聞こえる他は
自然の音だけで、静まり返っていて
小鳥の声と、カラスの鳴き声が、ここの主人公が人間でないことを知らされる
自然があるだけで
もう十二分であり、心の中にスゥーッと沁み込んできて
1時間ほどそこでジッとしていると
癒された気分になる
今回行った時は、もちろん雪はなく
その代わりに
紅葉の、全盛前の控えめな赤と黄色が広がっていた
私は、函館に来ると
必ず、チョッとの間の時間を作って、ここに来る
大好きな風景
雲に頂上が隠れてしまっている駒ケ岳
雨が降っていた
湖畔の森の入り口
大好きないつもの場所に行くために作られている“木道”