谷 好通コラム

2001年07月28日(土曜日)

第176話 カーコンビニ倶楽部

あの巨大戦艦“JUSCO”に
“カーコンビニ倶楽部”が出来た事に刺激を受けて
早速、横浜に行ってきた
横浜の中華街に近い、中区新山下町に
カーコンビニ倶楽部の実験店兼モデル店がある
ここが研修所にもなっている

 

そこで週一回の説明会があったのだ
説明会そのものは、日本各地約20箇所で毎月行われているそうだが
総本山での説明会には、社長が話をする
と言う事で、わざわざ横浜まで来たのだった
(残念ながら今回は社長が所用と言う事で、取締役の方が話をされたが、この方の話も実に勉強になった)

 

日本全国から
今回は約20名ほどの方が集まって来た
※羽田空港からのチャーターバス

 

 

足付き、アゴ付き
つまり、交通費、食事付の説明会とは、びっくりした
(私は少し抵抗があったので自費で行く事にした)

 

説明会は、約4時間にわたって行われた
私のようにいつも話をしている者が、人の話を聞くと言う機会はあまり無い
(特に、私が話を聞く事を嫌がる講演者の方が多く、困っている)
だから今日はワクワクであった

 

結論から言うと、説明の内容は大変面白かったし
ものすごく勉強になった
フランチャイズビジネスとは、こういうものなのか

 

?何かビジネスを作り上げたら

 

?大量の営業マンを要して、集中的に加盟店を募集する

 

?と同時に、(“同時に”というところが肝心)
大量かつ訴求力の高いテレビコマーシャルを打って
一気に認知度を上げる
(カーコンビニ倶楽部の一般に対する認知度は89%だそうだ!)

 

?認知度のアップによって集客力を作り上げ
加盟店に大きなメリットを出す

 

?成功店を大量に作り上げ
その事実と、大きな営業力をシンクロさせて
一気に加盟店を急増させる

 

?その加盟料、リース料によって
一気に膨大な資金を調達する

 

?その間に、色々な業態との提携を作り上げ
運営メリット、ひいては加盟促進のネタを作り上げていく

 

?取扱商品アイテムを増やして行って、本部からの支給材を作り上げていく
これは、加盟店の運営メリット増大と同時に、本部メリットも増やす

 

?~?は、正に綱渡り芸であって
何処かにツマヅキがあれば、たちまち破綻する
それぞれの段階で、大量の資金が必要であり
その効果次第で、また調達する資金の量が決まり
資金が調達されるタイミングも重要だ
打つ手の
タイミングと、量、が実に絶妙で無ければ出来ない
あの程度の資金力も、ものを言う

 

力のあるフランチャイズを作り上げている
その加盟店募集の営業力も大した物である
企画力もなかなかのものを感じた

 

しかし
その中で2.3の懸念も感じられた
だから、その部分を解決できたら
本当に自分の会社でも、とりあえず一つやって見てもいいな
と、思っている
結構本気でそう思っている
絶対いい勉強になる、とも考えているが
私の感じた懸念を、営業の人に伝えたが
はたして、本部はそれを払拭してくれるだろうか
期待半分
ダメかな?半分というところ

 

※立派なモデル店の内部

 

 

※手洗い洗車機があったが、それが私達の関わった“あの”懐かしい
“ガンダム”であった事は、御愛敬

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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