2001年07月07日(土曜日)
第162話 長~い1日
今日と昨日、ものすご~く長い時間
仲間を前にして
大きな声を出したり
ニコニコしたり
みんなと思い出深い日であった
約6年前
アイ・タック技研が全国に出て行き始めた頃
ちっぽけな事務所だった頃
どうしても入れて欲しいと言い張って
入社してきた二十歳の女の子がいた
この会社の歩みのほとんどを知っている
事務所7名の責任者をやっていてくれた
その子が今度退社する事になった
結婚するからという訳でもない
何かトラブルがあった訳でもない
人間関係がマズクなった訳でもない
誰が見ても文句無く、うまく、楽しそうにやっていてくれた
非常に能力があり
主体性にも溢れている
ほぼ理想的な事務員さんであった
「新しい事がしたい」と言う
ものすごく分かる気がする
あ~だこ~だ言う訳でもない
新しい事がしたい、とは
グーの根も出ない完璧な退社理由
彼女らしい、素敵な理由だ
全社員から祝福を受けて
昨日、送別会が開かれた
場所はアイ・タックの初代事務所
今はインド料理屋さんになっている
そこで、肩を寄せ合いながら長い長いパーティー
送別会で涙が出そうだったのは初めての事だった
今この会社は
私自身も、一つの区切りに差しかかっている
新しい時代に入ろうとしている
彼女がいなくなるのは、会社にとって大きな痛手である
私自身も、今大きな曲がり角に立っている
今日は、幹部全員が集まる会議があった
そこで何度も、新しい時代に対するアジテーションをした
心に100kgのおもりがあった
とても長~い1日であった
会社の目の前にある台湾料理屋
5日間、店内改装の為と言って休んでいた
そして昨日オープンだったので、行って見た
とんな店内になったのであろう
今度はチットでもおいしくなったのかな?と、期待しながら
行ってみてビックリ
中は何も変っていない、寸分たがわぬ前のまま
スタッフも全く変っていない
料理のメニューも1割ぐらい変っただけ
ほとんど何も変っていない
「どこが変ったの?」
と店員の可愛い女性に聞いたら
「名前が変ったヨ」
と、中国語なまりでうれしそうに言った
名前だけ変って「新装開店」
う~~~んっ
まいった
私達は時代の変化に対し、自分自身を変えていかねば
と、今日、一生懸命みんなと話した
そしたら、その夜
名前だけ変って「新装開店」の
見事な変身を見てしまって
チョッと唖然であったのでありました