2001年07月02日(月曜日)
第157話 まだ禁煙1日
昨日の夜、156話を書いてから禁煙に入った
今、ほぼ24時間
ほとんどつらくない
ニコチンパッチはすごい
全然イライラもないし、ムラムラもない
大した物である
こんなにすごいとは想像もしていなかった
食事の後とか、車に乗ってスグとか
いつも、必ずタバコを吸っていたタイミングでは、習慣で
つい、胸ポケットに手が伸びて
指でタバコを探すが、当然ナイ
そんな時に
チョッとだけ寂しさを感じるくらい
本当に喫煙から、自分を解放できるかもしれない
昨日読んだ本も面白かった
「喫煙は害毒だ」とは、書いてない
喫煙者を罵倒するようなことは書いてなく
反対に
「喫煙によって得られるものは、実は全くない。」
「喫煙によって得られる安堵感は、喫煙によって作られた不安感からの解放であるだけで、喫煙していなければ元々なかった物から解放されたとしても、それは得た物とは言えない」
とか
そりゃそうだ、と思う事が
いっぱい書いてあって
読んでいるうちに、ホントにタバコを吸うことがバカバカしくなってくる
人に何かを伝えようとする時のセオリー
決して相手を否定しない事
相手を肯定した上で、自分の意見を伝える
これは、鉄則である
誰も、自分を真っ向から否定する言葉を、決して受け入れようとはしない
自分を攻撃するものには
まず防御をする、つまり心のシャッターを真っ先に降ろす
それから、自分に籠もるか、攻撃してくる
相手にキチンと何かを伝えようとするなら
まず相手を一生懸命受け入れて、理解しようとすること
そのセオリーをよく解っている本だった
「タバコは単なる薬物中毒であり、麻薬中毒
禁断症状がツライから吸い続けているだけで
誰も、喫煙それ自身が好きで吸っているわけではない
本当にうまいとは思ってはいない」
と、あった
確かにそうだ
吸うことが楽しみなのではなくて、吸わないことがツライから吸っている
確かに思い当たる
吸うと、イイことがあるわけではない
吸わないと、ツライだけである
喫煙とは、ただの中毒症状の連続だけなのかもしれない
たった一日ぐらい禁煙したぐらいで
解ったような事、言うものではない
偉そうなことも言うモンじゃない
明日の朝
また、プカ~と、煙を口から吐き出しているかもしれない
が、今日のところは、本当にそう思った
しかし、タバコをやめることが出来たら
きっと喫煙を馬鹿にするようになってしまうかもしれない
タバコを吸わない人は、吸っている人を、部分的にしろ軽蔑しているのだろう
それもイヤダなぁ~、とも思う
チョッと複雑な気持ちの“禁煙第1日目”でした
※汗をかいたので剥がれかかったニコチンパットをバンソコウで押さえる
ちょっと情けない図