昨日、今年初めて
つまり当社にとって今世紀はじめての新商品が発売された
水垢取り「爆白PKプラス」というもの
(来週月曜、特集記事掲載)

 

かなり前からもっていた特許申請中の技術を使った商品で
塗装には絶対安全だが
ずば抜けて「水垢取り」の能力が高いもの

 

2液タイプで、使用前に混合してから使うという変り種

 

以前からこのタイプは考えていたのだが
なかなか具体的にイメージが湧いてこず
頭の中で眠っていた

 

撥水コートという大変優れた洗車が普及するにつれ
次第に
この商品の抜群の撥水という長所の裏腹にある水垢の問題も
一番濃い溶剤を使っているメーカーのものを中心に
そろそろ表面化してきて

 

もう出さなければと思い
思い切って作ってみた
かなり、過激な効果を持つことが予想されたので
きっと予想外の欠点も出てきて
開発にかなり苦労するだろうと思っていたのだが
以外や以外

 

最初の設計でドンピシャリと行ってしまったようで
どんなテストをしても、何から何までうまく行ってしまった

 

しかも、予想をはるかに上回る
劇的な効果
ほんとにズルズルっという感じで苦も無く水垢が落ちる
2種類の別々の効果を持つケミカルを一緒にしたら
10×10=500
になってしまった感じ
スバ抜けた効果がでてしまった

 

それぞれに自分達独特の技術が活かされている要素で作ったものであり
安易な組み合わせをした訳ではなく
それなりの自信はあったのだが

 

今までの経験上、初めからそううまく行った試しがなかった
せいぜい
10+10=15
になるぐらいが関の山で

 

へたすると
10÷10=0
お互いの長所が相殺されて消えてしまい
ただのゴミが出来てしまうというケースすらある

 

理論的にうまく行くはずのことが、実際にはまったくウラ目にでることもあるのがケミカルの世界

 

今回は、チョッとうまく行き過ぎである
なんか落とし穴があるのではないかと、色々なケースを想定して
テストを山ほど繰り返した

 

長所と長所が一緒になって、予想外の相乗効果を出して
とんでもなく、すさまじく効果のあるものが出来上がってしまった

 

しかも
それぞれがもっていた短所が
不思議にも
あれって?感じで
ものすごく減少してしまっている
安全性においても、予想以上に問題ない

 

あまりにもうまく行き過ぎで、怖いくらい
それでも最後の最後まで
知り合いのガソリンスタンドに頼んで、難儀そうな車を用意してもらって
雨の中、しつこくテストをした
私と、担当と、Dr.サンコンでひねくり回したが
やっぱりうまく行った
すさまじく水垢が付いた車であったが、何の苦も無く取れる
それを見ていた店の人が、それを置いて行ってくれと言い出す始末
もちろん喜んでプレゼントして来た

 

ものすごく苦労をして開発した物が結局うまく行かなかったことも何度か経験しているが
うまく行く時とは、こんなものかもしれない

 

 

昨日から出荷が始まり
前評判からの予約分だけで
第1回目生産分はすべて無くなる
今日その最後の少しが出荷された

 

 

次の入荷は来週の火曜日だが、またすぐに無くなるのだろう
そんな事がしばらく続く

 

その来週の火曜日には「キーパータイムス」も新刊され
この商品の案内が全国のガソリンスタンドに紹介される
当分出荷の子達が苦労をするかもしれない
快洗隊のスタッフも火曜定休を振り替えて手伝いに来てくれると言っていた

 

新商品を出して
それが評判になって、大量に世の中に出ていくを見るのは
一つの醍醐味だが

 

「本当にこれで良かったのだろうか」
「性能テスト、安全テストは、あれで充分だったろうか」
「作業マニュアルは、あれで解ってもらえるだろうか」
どこまでやってもキリが無いのだが
いつも、やっぱり不安が残る

 

私達の仲間が、私達を信じて、日本国中に紹介してくれる
期待と信頼が大きければ大きいほど
「ホントにやり残した事は無かったのだろうか」
と、しばらく、ドキドキがつづく

 

このサイトでは来週の月曜日
「爆白PKプラス」の特集記事を掲載します