2001年05月02日(水曜日)
第102話 うなぎの寝床
うなぎの寝床とは
京都の昔からの家屋で、道路に面している面は狭いが
奥行きがものすごく深く細長い家のことを言うと
中学校で習った記憶がある
秀吉の時代かなんかで、税金の関係でこんな家が多いと習った
またまたグァムの事で恐縮だが
ここの大通り沿いの店が“超うなぎの寝床”
入り口の面は10mソコソコしかないのに奥行きが50mもある
そんな店が多い
まさか税金の関係ではないだろうし
この店、小さなお土産屋さんに入るぐらいのつもりだったが
中が恐ろしく広い
デパートのワンフロア―ぐらいある
外からは全く想像が出来ない
中に入ってビックリしてから、もう一度外に出て眺めてみても
どうしてあんなに中が広いのか
その仕組みがよくわからない
魔法の家に入ったような感じ
そういえばどこの店も
外からの感じよりも
入ってからの印象の方が良い
広いだけでなく、造りもうんとイイ
外見をあまり気にしないようだ
見てくれよりも中味
去年中国の西安に行った時に同じような経験をした
西安のイスラム人街にある一般の民家に招待された時の事
その家は、外から見るとスラム街のようなのだが
家の中に入ると
清潔感あふれるコザッパリとした、感じの良い家庭であった
一つ一つの家具も質の高いものであり、派手さはないが
品の良い、知的な生活を感じさせられた
ご主人、奥さん、子供達
いずれもしつけの良い教養のある人達であった
日本の家に比べると
その外観は、ほとんど気にされていないようだ
建物の外観と屋内、そしてその質のギャップ
車についてもそんな事が言えるかもしれない
日本の車は、クラウン・セルシオ・シーマなどを筆頭に
迫力のある、威厳のある「顔」が必須である
それに対してアメ車はその傾向が少ないように感じる
前々話の「ウエスタン・フロンティア・ビレッシ」の店も
入り口は全然大した事ないのに
中に入ると
トンネルのように延々と奥がある
まるで
“超うなぎの寝床”
※写真では一番奥に見える所が、まだ真ん中ぐらい
「洗車」に関してはどうなのだろうか
快洗隊が世界で通用するかもしれないと思い始めている
日本と世界の、車の美観に対してのギャップにすごく興味がある