谷 好通コラム

2001年04月30日(月曜日)

第100話その1 異国の人達

私が一番最初に、グァムに行ったのは
もう5年ほど前になる
無理して行った慰安旅行で
そのときにはじめて銃を撃った

 

たまたまグァムに台風が来ていて
観光も何も出来ず屋内で出来るものという事になって
みんなで射撃に行った
その時にたまたまソコソコの点数が出てしまい
一発でハマッテしまった
それから何度か行くようになった

 

いつも行くのが
「ウエスタン フロンティア ビレッジ」という射撃場
http://wppmedia.co.jp/gml/original/wfv/index.html
ほとんどここばかり
グァムリーフホテルの入り口の脇にある
スバ抜けて環境と、スタッフと、銃のコンディションが良い

 

ここのオーナーは「山本さん」という日本人
最初はサンフランシスコの
ウェスタン雑貨のお土産屋さんで働いて
19年前からグァムのこの場所で、射撃場とお土産屋さんを兼ねて開店されたとの事
入り口は狭いが、中は店舗面積約200坪の立派な店
山本さん曰く
「19年間、天国と地獄を見てきましたよ。」
多くのことを語られないが
きっと一冊の本が充分に書けるほどの事があったのだろう

 

店の中は極端に奥が深く、長く、広い
入り口から色々なみやげ物の雑貨が何百種類と展示してある
みんな本格的なものばかり
ナボフォ族の羽根飾りとか…
私はあまりよく解らない、が本物ばっかりだという事はわかる

 

それらを見て楽しみながら奥に入っていくと
アメリカ映画などで出てくるそのままのシューティングレンジがある
このレンジは、グァムの中でもずば抜けて質が良い
何から何までがキチンとしている
まさしく本格的だ
(グァムの射撃場は怪しげでチョット怖い感じのところが多い)

 

スタッフもすばらしい
山本さんのシツケが良く行き届いている
オーナーの山本さんは元ラガー
GIカットがお似合いのチョット小柄なスポーツマン
お顔はあくまで“日焼け”の色、笑顔がすばらしく似合う方
言葉は、日本中探してもメッタにいない純標準語の丁寧な紳士正統派の日本語と、もちろん英語ペラペラ

 

※ 左の方が山本さん。午前中サッカーをやってきたとの事でそのユニフォームを着ている。
※ 右の人は、大阪の辰巳さん(この方は100話その2で登場)

 

 

奥さんも上品を絵に描いたようなチャーミングな、しかも気さくな方
(写真を撮り忘れた!)

 

ここのレンジマスター(射撃場の責任者)のMrローリー
体重はたぶん130kg以上はあるだろう
射撃の名手でもある、その腕は神業とでも言いたい
アメリカ人の常でそこ抜けに明るい
反面、射撃のインストラクションの時は真剣でチョット怖いぐらい

 

 

ローリーを2回り小さくした感じのベテランインストラクター
(名前を聞き忘れてしまった)
ミクロネシアのヤップ島の出身?
明るくって可愛い、でもやっぱりインストラクションは厳しい

 

 

※100話その2につづく

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    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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