2001年03月22日(木曜日)
第61話 ヘンなもの見た
今日は大阪への日帰り出張
朝、まず最初に見た“ヘンなもの、その1”
名古屋駅でいつも乗るエスカレーター
多分、全国のJRの駅にあるエスカレーターの中では
“最短”のものだろう
わずか、9段しかない階段の真ん中にある不思議なエスカレーター
何のためのものなんだろうか
そのエスカレーターに乗るために、少しだけ大回りしなければならない
それでも
皆このエスカレーターに乗る
私も乗る
皆に利用されているわけだから、意味があるのだろうが
無くても勿論おかしくはない
いかにも不用のように見えて
でも皆が使っている不思議なエスカレーター
今日も当たりまえのように乗った
仕事が終わって
大阪からの帰り
新幹線の切符売り場にいた“ヘンなものその2”
眉毛を逆8の字に剃り上げたオニイチャン
とても客商売の店頭には置いておけない“怖~い顔”
真夜中の飲みやさん街で、突然ヌットこの顔が出てきたら
私はきっと、なんの抵抗も無く
有り金全部を差し出してしまうだろう
お顔そのものが
恐喝とも言える・・・すッげぇー眉毛、怖い顔
この人がJRの切符を売っていた
私は、JRの乗車料金割引が効く手帳を持っているのだが
無視されてしまった
ふだんなら「違いますよ」と抗議をするところだが
とんでもない
「はいっ」と言って、そのまま受け取った
JRもすごい手を使うものだ
最近は、色々わがままをいう客が増えたという事で
顔が凶器になる駅員を配置しはじめたようだ
きっと、この逆8の字眉毛のオニイチャンも、好きでやっているわけではないだろう
JRの業務命令で、泣く泣く眉毛を剃ったに違いない
そうでなきゃ、あの眉毛は説明のつけようがない
付け加えておくが
このオニイチャン
言葉、態度どれをとっても
接客業としては申し分なかった
多分いい子なんだろう
でも、あの眉毛だけは怖かった
ひょっとしたら、ヤツの“彼女”の好みなのかなぁ
だったらチョッと納得