当社の東京営業所は、錦糸町にある
錦糸町と言うと風俗街をすぐ連想するが、その通りである
JR錦糸町駅を降りて南口から約10分間、営業所まで歩く間に
かならず
「マッサージどうですか」
「いい子いますよ」の声を3度はかけられる
それも真昼間に

 

最初、不動産屋さんに案内された時は、車で直行したので
そんな事には気が付かなかった
別に業務に支障があるわけではないので
構わないが
「どうして錦糸町なんですか」とよく聞かれる

 

“場所的に便利な割りに安かったから”
それにプラス
その物件が、元々木材屋さんの倉庫であったところで
天井が高く、ちょっとした改造で
洗車の訓練が出来るスペースを作る事が出来た
私達のような特殊な用途には、うってつけの物件だったということ

 

 

しかし場所が場所だけに
色々なエピソードがある。特に夜にそれが集中している
くわしくは、営業所の責任者、ハンドルネーム「東京の田舎者」がインストラクター日記の第1話に書いている
※文末に復刻。是非ご参照を

 

JR錦糸町の駅、南口に立つと巨大ネオン看板が目に付く
一番大きく、一番目立つ場所を占めているのが
“金貸しのネオン看板”

 

「酒飲んだり、Hしたいなら、金貸したげるよ」
「金無いぐらいで、遊ぶのをやめちゃダメだよ、金貸したげる」
「金無いなら、競馬でひと勝負しな。コツコツやったってツマンないぜ」
と、高い所から呼びかけている
“悪魔のささやき”

 

 

あとは地獄
何の楽しみも、何の蓄積にもならない
誰の幸せにもならない
金貸しの利益になるだけの
“高金利”のために働く、長～い時間が
待っている

 

そんな悪魔のささやきなど、見向きもせず
ポン引きの破廉恥な甘い言葉を「フンッ」といなしながら
10分歩くと
エアポケットのような空間に出る
ちっぽけな町工場のあつまりの中に我が東京営業所
キーパー東京スクールがある
今日も真剣なインストラクターの声と
一生懸命な研修生の息吹が聞こえる

 

 

※
復刻版「インストラクター日記第1話」
著・東京の田舎者

 

先日仕事を終えて自宅に帰ろうと、一生懸命自転車をこいでいた時のことであります。
その日はタバコを買おうと普段の道とは違う道を通っていました。
すると道端にうずくまるご婦人が一人。
何かを探しているらしくうろうろしていらっしゃいました。

 

心優しき青年である私はこの現場を黙って見過ごすわけには行かないと思い、
「どうされました?」と聞いてみました。

 

振り向いたその顔はなんと男!!(正確には女装した男)少ししゃがれた声でしかし目一杯かわいく「コンタクトを落としてしまって・・・」との返事。

 

私は声をかけてしまった事を少し後悔しながらも、しかし
困っている人に性別など関係ない!?と思い夜の路上でオカマとコンタクト探索に乗り出したのであります。
しばらくすると私の目の前にキラリと光るものが
「ありましたよ」とコンタクトを差し出しこの状況から逃れられる安堵からついつい満面の笑みがこぼれてしまったのであります。

 

その一瞬オカマちゃんの目がキラリと光った

 

「何かちょっといやな予感が・・・」
オカマちゃんは
「ありがとうございます」と
何度もお礼を言いながら
「これ少ないですけど」と言ってお金を差し出してきました。

 

当然そんなもの受け取るわけにはいかないので
「いやいや結構ですと」拒んだのですが
何故かオカマちゃん、執拗に渡そうと体をこっちへくっつけてくる
さらにはポケットに入れようと私のズボンのポケットに
無理やり手を突っ込んだ瞬間、
私の○ん○まにオカマちゃんの手が触れた。

 

「はっ!」と思い
恐る恐るオカマちゃんの顔を見ると
何かちょっと“うっとり”してる感じ!

 

「まずいこのままでは・・・」
急に恐怖を感じた私はその手をふりほどき退散しようとしたのですが、
その時ばかりは相手も男パワー炸裂!

 

夜の錦糸町の路上で一進一退の攻防が続き
何とか脱出に成功!

 

走り始めて後ろを振り返ると
なんと!
オカマちゃんが全速力で追いかけてくるではないか!!!
「つかまったら食われる」
と思った私は全盛期の中野浩一を思わせるほどの走りで
その場を走り去ったのでありました。

 

それ以来二度とあの一帯には足を踏み入れていません。
皆さんも夜道とオカマにはくれぐれもご用心を・・・