2001年03月06日(火曜日)
第45話 10分前の集中
今日は四国の伊予三島で、四国ワンデースクール
伊予三島というところは面白い場所で
西の「高松」・「徳島」からも
東の「松山」からも
南の「高知」からも
高速で1時間余りでやって来る事が出来る
言ってみれば“四国のヘソ”
町自体はとても小さな町で、何の変哲もないが
四国全体の人を対象とする会議、セミナーなどではここが便利ということで、よく使われるらしい
見るからに田舎の駅“伊予三島”
洗車セミナー・洗車スクールはたくさん開催されるようになった
月に20回以上はやっている
以前は、私が必ず講師として出席したが
今は両常務が精力的にやってくれるので、私が出るのは月に7~8回
午前の座学が私の担当
講義の前、会場に人が集まってくる頃、あちこちで挨拶が交わされ
回りはにぎやかになって来る。
講義前は一人になりたい時間なのだが、そうもいかない
ようやく10分ほど前になると、皆さん席について
私の周りは静かになる
そこから集中をはじめる
始まったら自分一人だけが頼り
誰にも助けを求めるわけにはいかない
いちばん“負けるものか”と思う瞬間
今日集まった人達の事
最近経験したこと
色々なことを考えて今日のストーリーを頭にイメージする
(とは言っても、最近は内容が固まってきて、ほとんど変わらない)
階段の下、ロビーなど場所はさまざま
ほとんど息をしていないような気がする
周りの事が何も見えなくなり
聞こえなくなる
カッコをつけるつもりはないが
それ程集中する
逃げ出したい気持ちには全くならない
怖くもない
とても不思議な時間
その時は多分おっかない顔をしているのだろう
いざ本番になっても最初の5分がいつも苦手
それを過ぎたらもう大丈夫
楽しい楽しい一人舞台
元々のでっかい声で、ビッチリ2~3時間はしゃべり続ける
セミナー・スクールは私達の原点
さすがに終わると、体全体に疲れを感じる
心地よい疲れを
スクールの場合は、このあと午後から
実技に入るのだが
続けてやると、午後からどっと疲れる
今の私は責任者に任せて、午後からは移動してしまう
以前は午後の部も続けてやったものだが、楽をさせてもらっている
両常務がスクールを担当するときは
その両方をやってくれている
特に田渕川常務は私よりかなりの年齢なので大変だと思う
本当にありがたいと思っている