2001年02月15日(木曜日)
第24話 知ってる人がいる
今の世の中、情報があふれかえっている。
どの商品もサービスも、そのすべてが“我こそが最高”を謳っていて
一体どれが良いものなのかさっぱり解らない
自分の知識の範囲では判断のしようがないものが多く
結局買うのをあきらめてしまう事もたびたびである
結果として損をしたとしても、それは自分が選んだものだから、
ある程度のあきらめはつくのだが
「ダマサれた」と思うのが不愉快だから
買わないという選択をする事も多い
そんな時一番頼りになるのは
自分が知っていて信頼の出来る人が
実際にその商品を買って「あれは良かったよ~!」といっているもの
いわゆる“口コミ“
「○○という店の△▼□はメチャメチャうまかった!」
などという話を聞くと
絶対食べに行ってみたくなるものだ
これは人間の心理
人が経験した幸せは自分も欲しくなる
その心理を巧みにくすぐり、キーパーの販売に結び付けている店がある
実際にキーパーをやってもらったお客さんと、そのピカピカになった車を一緒に写真に撮って、お客さんの感想を書いてある紙ともに、壁一面にびっしりと張り出してある
それを見た人は、きっと、自分の知っている人を探すに違いない
そして、その中にたまたま知っている人がいて、その人が「やってヨカッター」なんて書いていると
そりゃ―もう、信用しちゃうわけである
しかし考えてみると、お客さんをセールスマンにしてしまうわけだから
よっぽどお客さんといい関係をもっていなければ出来ない事であり、しかも商品に絶対の自信をもっていなければ出来ない事
そういう意味で、本当に大したものだと感心してしまった
自信をもって商品を作り、売っていく事の大切さ、強さを再認識させられた