谷 好通コラム

2001年01月29日(月曜日)

第7話 元気店?栃木宇都宮2

この宇都宮の店は、ある意味で“CS”つまり“顧客満足”のカタマリのような店であった。

 

商品についても社長のこだわりがいっぱいで、一つ一つの商品に山ほどの理由があって、タイヤはこのメーカーのものが一番、オイルはここのメーカーのこれと、これと、これで、と言うようにその商品についての思い入れを語り始めたらとめどなく続く。
それもお客様の車の事を徹底的に考えての上の話だから、すごい。
お客様も、店が充分に吟味し、一番良いものを、とアドバイスしてくれるのだから「安心」して買う事が出来るのであろう。

 

特にここは、ホンダ工業のすぐ近くに位置し、ご来店客の約3分の1がホンダの社員さんであるとの事。車の事をよく知っており、こだわりも持っている人が大変多いことを考えると、この姿勢が大切なのだと言う言葉になおさら説得力がある。
そこで思い出したのが刈谷の快洗隊のこと。刈谷はトヨタの城下町。
豊田自動織機、トヨタ車体、アイシン、トヨタ工機、日本電装の本社が有る町で、トヨタとホンダ(日本電装の社員はホンダが多い)の車ばかり。車に直接関わっている人が多い。
車をよく知っている人が多いほど、“本物”でなければ相手にされず、逆に“本物”をキチンと扱っていれば、ちゃんと信頼してくれる傾向があると思っていた。

 

そんなこだわりの商品の中で、「洗車・コーティングについては、KeePreシリーズを自信を持ってお勧めしている」との社長の言には、メーカー冥利に尽き、チョットジーンときてしまった。

 

KeePreについて言えば、この店のゲストルームは圧巻だ。
壁の一つの面が、KeePreの施工車の写真でびっしりになっている。それだけなら同じような事をしている所もあるが、ここの写真は、その一つ一つにお客様のコメントが大きく書いてある。しかも、それを読むとどれも実にありがたい言葉がならんでいる。
まいった。本当に参った。
ここに来たお客様はその中に自分の知り合いをきっと見つけるであろう。
その知り合いが「良かったよ~」と語りかけてくるのである。
「こりゃやりたくなるよ。」と思わずつぶやいてしまった。
これは、よっぽど自分の商品に自信を持っている店でないと出来ない。

 

そして、やっぱり一番すばらしいのが“スタッフ”!

 

 

いい店には、必ずすばらしいスタッフがいる。
すばらしいスタッフがいるからいい店になるのか、いい店だからすばらしいスタッフが育つのか、その両方なのだろう。
お店は、その会社の、特に経営者の“作品”だと思っている。
実は小野口社長の一番の作品は、彼らスタッフなのかもしれない。
話好きなのであろう社長の長い話の中で、スタッフ自慢の話を一番嬉しそうにしていた事を最後に付け加えておきたい。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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