谷 好通コラム

2021年11月16日(火曜日)

11.16.今日、無事に退院して、カツ鍋定食を食べました。

今日の午前中、無事に退院を果たしました。

18日ぶりです。

入院中はあらゆることにつけて行動が制約されるので、

フラストレーションの塊になっていて

退院したら、あれもやりたい、これもやりたいが溜まっていました。

ところが開腹手術を受けた事と、その後二週間入院していたという事は、

それ相応に体にダメージが残っていて、

帰りの車に乗り込むのにも体がヨタヨタしてしまって

とても帰りの運転をしようとする気にはならないくらいで

退院したらやりたいと思っていた事もとても出来そうにないと感じました。

 

やはり開腹初術は腹筋を切断する事にもなって体幹がガタガタになり、

ほとんど歩かないことによって足の筋肉が明らかに衰えています。

それ以前に、

手術を受ける準備として1年半かけてダイエットを重ね

93kg→78kgまで落としていたのですが、

それは筋トレを伴った減量だったのでほとんど体力は落ちていませんでした。

しかし、入院後手術を経てその後の入院生活で

ほとんど運動なしで78kg→73kgまで落ちていて、

ピークからすると約20kg落ちた訳でさすがに筋力がガクッと落ちていました。

 

それは家に帰り着いてから

余計に感じたのです。

あれだけ楽しみにしていた自宅での時間が、

病院にいた時よりも体に力が入らなくて、ちょっと愕然としたのです。

やはり年齢のせいなのでしょうか。

このまま本当に老人になってしまうのでしょうか。

ちょっと気持ちが暗くなっていたのですが、

ふと気を取り直して考えました。

 

まず、入院すると私はいつも便秘になってしまう悪い癖があって、

今回ももう一週間以上も便通がありません。

だから、おなかがバンバンなので、まず冷たい牛乳をぐっと一本飲んで、

トイレに座っていたら、いつものトイレでは条件反射のように便通が来て、

大量に○○○が出て、いっぺんにスッキリしたのです。

 

何とあの無気力感の主因は便秘のせいだったようです。

すっきりしたら、急に食欲がわいてきて、

入院中にずっと思っていた「退院したらまずカツ丼を食べよう。」を

実行することにしました。

かつ丼ならいつも行っている肥前屋のカツ丼が美味い。

どうせ肥前屋に行くならカツ丼よりカツ鍋定食の方が、食べ手がある。

で、皆で肥前屋に行って、私はカツ鍋定食を食べたのです。

 

そうしたら、すっかり元気になって、

気力が戻ってきたのです。

筋力はリハビリを一生懸命やれば必ず戻るので、

これがきっかけになって一挙に老人化してしまう可能性は無くなりました。

人間、

手術とか、入院生活では、

すっかり筋力を落として、

うっかりする気力まで失いそうになるが、

これを取り戻すには、まず便通、そして、とにかく食べることのようです。

私はカツ鍋定食で生き返りました。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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