2021年12月19日(日曜日)
12.19.被害妄想の危険な正義
大阪の北新地の雑居ビルにあった心療内科クリニックで放火があった。
なんと24人もの方が一酸化炭素中毒で亡くなったという大参事です。
この心療内科クリニックは多くの患者から
「親身になって話を聞いてくれる院長に人生を救われた。恩人だ。」と
インタビューで言われていた。
放火の犯人の男(61)は、このクリニックの患者の一人らしく、
想像すると、この男は何らかの心理的な疾患を持っていて、
このクリニックで治療を受けていたが
その治療になんらかの”逆恨み”をもって、
被害者としての正義の仕返しとして放火したのではないだろうか。
2019年の京都アニメーション放火殺人事件で
36人もの人が死んだあの事件に似ている。
あの事件でも、
犯人は自分が特ったアニメのストーリーが
京都アニメーションに盗作されたという被害妄想を持ち、
正義の仕返しとして放火し、
36人もの人を殺してしまった。
似たような事件は数えきれないほどあって
被害妄想は、時に正義の報復として、残虐な行為を引き出すことがあるようだ。
ネットの世界でも、
自分を被害者として妄想したら、
自分を隠蔽して、
大勢の前で、相手を誹謗中傷するイジメなど卑劣な行為も、
正義として正しいと思ってしまう狂気と似ているか。
みんな仲良く。