2021年12月25日(土曜日)
12.25.「あなた達のおかげで、私達は正月を迎えられる。感謝していますよ。」
世間では、今日ぐらいから、いよいよ年末の休暇が始まって、
家の大掃除と共に車の大掃除や手入れも本格的に始まるので、
日本全国約6,200ヶ所のKeePer PRO SHOPや施工店さん、
またFC含む99か所のKeePer LABOの店舗は、
予約がびっしりで、最高に混んできています。
私もずっとサービス業でやって来ていますので、
サービス業独特の年末の大混雑は50年くらい続けて経験してきました。
世間の人が、大晦日に、のんびりと年末年始の準備を終えて
家族そろってコタツに入って紅白歌合戦を見ながら団欒を過ごしている頃、
日本国中のガソリンスタンドでも、
快洗隊でも、キーパーラボでも
年末の何日かの嵐のような大忙しがやっと終わると、
ポロ雑巾の様にくたびれ果ててフラフラになってみんな家に帰りつきます。
約30年前、私が独立した当初、ガソリンスタンドをやっていた頃、
世の中のガソリンスタンドは、みんなお正月をきっちり休んでいたので、
年末のガソリンスタンドは、
どこも洗車とガソリンと灯油で戦争のように忙しかったのです。
そんな大混雑の果てに帰ってきた時、
ご近所の紅白歌合戦有りの平和な様子と、
ボロボロの自分達の様子のあまりのギャップに、心底つらいと感じ、
腹が立ち、サービス業の性(さが)を恨めしく思って、
家に帰ってからから、
あびるように酒を飲んで、酔っ払って
近所に向かって「お前ら~、紅白なんか見てんじゃねえよ。くそったれ~。」と
わめいて、怒鳴り散らしたことがありました。
多分みなさん聞こえていたのかもしれませんが、
近所の人は、年が明けてお正月の朝、顔を合わせても、
何もなかったように、私たちにも明るくお正月の挨拶をしてくれました。
そしてその中に
「あなた達のようなガソリンスタンドの人たちのおかげで、
私たちは暖かくお正月を迎えられる。感謝していますよ。」
と、声を掛けてくれた人がいて、
涙が出るほどうれしくて、あの時の嬉しさの記憶が、
私にサービス業を今まで続けさせてきたのかもしれません。
人の役に立つことが嬉しいと感じられる価値観を持っていれば、
サービス業は辛い時もありますが、最高に嬉しい仕事でもあります。
人の役に立つこと。
それは仕事の大原則であり、仕事そのものでもあります。