2022年02月13日(日曜日)
02.13.長編・男性のこだわりと女性のこだわりの違いからECOダイヤ
今日は、朝、傷の洗浄をやったらもう何もやる事がない。
仕事が何もなく、宿題も無く、病院の用事もない。
本当にやる事が何も無くなってしまった。
だから先ほど床屋の予約を取ったら、
床屋さんはとても忙しそうで夜7時半からの予約になった。
今日は、暇な人が多そうで、
床屋さんが忙しいということは、
我々のような洗車、コーティングの店も忙しくなっているかもしれない。
私たちのビジネスは、
大きく分けてサービス業に分類されるが、
同じサービス業でも床屋さんとか美容室に似ている部分が多い。
主に男性が行く床屋さんは、
男性の場合、自分の頭にそれほどこだわりが少なく
毛髪が伸びすぎるとみっともなく、仕事にも差障りがあるので
仕方なく床屋に行くという言う場合が多く
どちらかという近くて行くのに面倒臭くない町内の床屋さんが多い。
その中でも、
そういうニーズに特化して
大繁栄しているチェーン店が「QBハウス」。
QBハウスで検索すると
トップに「QBハウス”10分の身だしなみ”」と出た。
散髪が面倒な人には「10分」で出来ることが最大の訴求なのだろう。
そのホームページには、
料金は基本的に1,200円。(大人も子供も学生も関係ないようだ)
比較的店が暇な平日だけ、
平日に来れるであろう65歳以上のシニアが1,100円と書いてあった。
シャンプーも髭剃りも何もしない「ヘアーカットの専門店」
散髪後に絶対必要であろうシャンプーはせずに、
代わりに掃除機のようなホースで
カットした髪のくずを吸い取って終わりらしい。
それを「エアーウォッシャー」という
訳の分からぬこじつけのような名前を付けてあったのもすごい。
メニューはヘアーカットだけで、
ヘアカットだけは色々とオーダーを聞くが、
あとは何もやらないそうだ。
スタッフの指名は出来ず、それを「指名をする面倒がない。」とあった。
支払いは前もって自販機でチケットを買って済ませる。
圧倒的に早くて、安い。そして面倒がない。
自分のヘアースタイルにあまりこだわりの無い人にはぴったりだろう。
しかも、利用の多い公共交通機関の構内に多くあるというから、
通勤通学のついでに最高に便利だ。
ニーズにさえ合えば、これはものすごく合理的で便利で、絶対的に安い。
国内は全国に579店舗。海外にも何店舗もあるようだ。
圧倒的な大繁栄と言える。
ビジネス的なキーは「1回、1,200円で10分。」
提供する側から考えれば、
1時間で多分5人は出来るだろうか。
そして平日シニア割引も勘定に入れ、
しかしプラスの付加価値要素は全く無いので平均単価を1,170円とすると
人時生産性は5人✖1,170円=5,850円/人時が最も良い状態で、
効率良くシフトを組んで頑張れば
通月の人時生産性で4,500円~5,000円/人時ぐらいは行けそうか。
しかし店舗の立地からして、
家賃は、狭い店舗の割には相当高そうなので、
採算を取って行くには、そう簡単ではなさそうだが、
分配率を40%~50%にコントロール出来れば採算性は十分にありそうだ。
今後もどんどん増えて行くのでしょう。
このビジネスモデルは、
洗車、コーティングの世界で言えば、
これは「ドライブスルー洗車機」での洗車サービスに当たるのだろうか。
ドライブスルー洗車機の利用者は多く、多分、半分以上の人が利用している。
行列が出来るほど混んでいなければ、
これが一番早く、面倒がなく、安い。
運営ノウハウも比較的単純で、
スタッフは基本的に必要がなく、つまり分配率は限りなくゼロに近く、
場所を提供して、お金さえ出せば
洗車機メーカーの人がセットしてくれるので、比較的簡単に始められる。
しかし、
あくまでもどれくらいの効率で利用者がいるかが問題で、
つまり、絶対的利用台数がある程度多い必要がある。
天候によって需要に大きく偏りがあり
(雨上がりには行列が出来ても、一台も入っていない時間の方が多い)
しかも、ビジネススタートが比較的容易なので、
「ドライブスルー洗車機」は、日本国中に何千台もあり、
需要に対して供給が過多になりがちで、
採算が取れる場合はそれほど多くなく、
大型ガソリンスタンドの燃料販売の為の客寄せ的な装置になっていることも多い。
床屋のQBハウスも、
その合理性と圧倒的なニーズを武器にまだまだ増えるだろうが、
このスタイルは絶対的に多い客数があって初めて成り立つので
何千店舗もの数になることは出来なのではないだろうか。
それに、「安い、早い」は、比較的真似しやすいので、
日本国中にQBハウスまがいの
「安売りとスピード」売り物にする個人店が溢れている。
普通の街角にある床屋さんには、
女性も簡単なヘアカットや顔剃りなどで入っていることもあるが、
安売りの床屋さんには入っている所は見たことがない。
床屋さんらは基本的に男性しか行かない。
自分の髪については男性はあまりこだわりはないが、女性は違うようだ。
ちなみにうちの社長は、QBハウスのヘビーユーザーらしい。
ドライブスルー洗車機を使う人は、
男性も多いが、女性も大変多い。
それに対して「美容院」は、
どの店も、店舗そのものがものすごくしゃれていてカッコ良く、
安売りとスピードを売り物にしている店は全く見たことがない。
しかも、うちの女性の社員さんに聞くと、
美容院では、たいてい一回一万円!ぐらいは使うという。
しかも、1回、1時間以上は掛けるという。
美容院でのご利用のメニューは、お客様の要望をすべて受け入れ、
お客様の「美」の為なら何でもやるのだそうだ。
しか、技術スタッフの指名は、指名料は要るが、喜んで受け入れ、
指名の多いスタッフは、それが何よりのステータスになっているらしい。
お客様はやはり女性が多いが、
男性でも、自分のヘアースタイルにこだわりを持って、
美容院を利用する者は思ったより多いらしい。
街にある美容院は、床屋の数より圧倒的に多く、
はるかにお金のかかった建物と設備であり、その繁栄ぶりが
床屋マーケットに比べ、美容院マーケットの方が桁違いに大きい事が想像できる。
マーケットの大きさの圧倒的な大きさの違いの差は、
美容院が提供している付加価値の高さと単価の高さの違いなのだろう。
女性にとって自分の「美」は、何にも優先して大切な要素だから、
美容院が提供している付加価値の高さは、
圧倒的に高い単価を出すだけの価値のある事なのでしょう。
それに比べて、
男性は自分の「美」に対するこだわりを持つ度合いは比較的低く、
10分1,200円で十分の人が多いが、
自分が持っている「道具」あるいは。
自分の「物」たとえば「車」にこだわりを持っている人は結構多い。
男性と女性の違いの何がそうさせているのか分からないが、
女性で、自分の車などにこだわりを持っている人は数が少ない。
だから、自動車の美容院的な高付加価値を提供しているKeePer LABOでは、
そのお客様は男性が圧倒的に多く、
ご来店のお客様全体の85%が男性で、
女性のお客様は、全体のわずか15%にしか過ぎない。
男性は自分の「車」に対しての愛着が大きく、
大切にしたい気持ちが大きいので、
KeePer LABOでの1台当たりの平均単価は、
実に、15,000円/台にもなっている。
車を大切に思っている方に認めていただける付加価値をきちんと提供すれば、
ここまでの単価が着くということなのでしょう。
そういう意味ではKeePer LABOとKeePerは「美容院」に似ています。
しかし、ご自分の「車」にそれだけのこだわりを持っていられるユーザーは、
男性の中でも多数派ではなく、KeePer LABOユーザーの数は限られています。
更に、人口の確実に半分を占める女性のお客様には、
その何分の一しか求められていないとすれば、
KeePerの必要とされるキーケットのサイズは限定的となって、
KeePerの将来性の問題のなってきます。
だから、私は、何とか女性ドライバーからも支持され、
女性ドライバーからも求められるKeePerを何とかして造らなくてはと、
長い間ずっと思い続けてきました。
そこで行きついたのが
「ECOプラスダイヤモンドキーパー」(略称ECOダイヤ)。
ECOダイヤは、
今までの洗車や、WAXなどよりもはるかにキレイになって、
「雨」で汚れが流れ落ちるようになるので、すごくキレイなまま、
しかも、洗車の回数が激減するので、
面倒だった洗車に行く手間が無くなって、
ものすごくラクになる。
どうでしょう。
女性ドライバーの皆さんにも喜んでいただけると思うのですが。
まだ、ぜんぜん出来ていませんが、
みんなが、造りかけている販促の道具の一つです。
自然はそのままで美しい。