2022年03月27日(日曜日)
03.27.藤原紀香/劇 to店舗プラン会議 to火鍋・・・価値観と感性
昨日のお昼、名古屋最大の演劇ホール「御園座」で、
あの藤原紀香と久本雅美のダブル主演のブラックコメディ演劇を見ました。
お世話になっている方からチケットをいただいて、
改築して素晴らしい建物になった御園座での観劇です。
私は、大昔に一度だけ古い御園座の時に何かの演劇を見たことがあるので、
今度の新しい劇場が素晴らしいものに変わったことは解かりますが、
大昔のその時の演目が誰の何だったのかは全く記憶にありません。
今回の公演は、テレビで宣伝していたことを知っていたので、
ガラガラではないだろうとは思っていましたが、
その予想は見事に外れて、ほぼ満席でびっしり状態でした。
びっしり満席は「まん防」が終わっているので問題はなく、
出演の藤原紀香さんたちも、
最後の舞台あいさつで「久しぶりの満席で感激しています。」と言っていた。
ぐるっと見渡して一番多い層は身なりの良い奥様とそのお連れの旦那様、
あるいは現役を退いたご主人のご夫婦、
あるいは、いかにも地主様、大家様、
現役の男子は会社関係の私達のような人がパラパラしかいず、
圧倒的には、ある程度のお年を召された女性と現役以後の男性であった。
上演時間は約3時間(途中休憩兼弁当時間20分)で、
さすがに上等の劇場だけあってシートの座り心地良く快適であった。
肝心な演劇は、中々その感性について行けず、
ハッキリ言ってよく分からない。
藤原紀香がキレイなのは皆さんが言うとおりであったが、
周りの観客が笑っていても、その場面で何が可笑しかったのか分からない。
みんなが一斉に拍手をしていても、なぜ拍手しているのか分からない。
演劇そのものは、知らず知らずに夢中に見ているほどで、
決して面白くない訳ではない。
が、ストーリーは全く判らず、今時点で何も憶えていない。
たぶん、こういう演劇の感性と価値観は、
これをご覧になっている客層の方に一致していて、
現役で仕事をしている者にとっては、
そのストーリーが非現実的かつコメディであればあるほど、
刺激的で面白くはあっても、理解の範疇に無く、
理解と記憶の網にかかって来ないのではないだろうか。
だから面白かったのではあるが、憶えていない、残っていないに、なるのだろうか。
今度誘われたら、また行くか。
もちろん行く。
面白かったし、今度の時は、少しは年月が経っていて、
もう少し実務から距離が出ているかもしれず、
こういう演劇を見てみんなが笑ったら自分も少しは笑えるように
もっと自分の感性と価値観が、
この客層に近くなっているかもしれないから。また見に行こうと思う。
観劇に一緒に行ったのは店舗部の連中と、LABOの設備に関わる連中で、
観劇が終わったら、
そのまま「店舗プラン会議」に直行なのは当然だ。
KeePer LABOの店舗は、
直営店が90店舗になっている。
つまり、少なくとも新しいLABO店舗を90店舗創ったことになり、
新店を造っても今はもう無い店舗が2軒(相模原店と芸濃店)と、
改装(例えば刈谷店では2回全面改装)とか、
リプレイス(立地移動:例えば鳴海店や安城店、大府店)で、
新しく店舗プランをし直さなければならなかった事も多く、
店舗プランそのものは、150店舗分はやっているのではないだろうか。
最初は、私がほとんど主体になってやっていて、
途中で他の価値観と感性が入り込んで崩れた時期があり、
何故かよく分からないが、
その時期の店舗は、造って以来、不振がどうしても取り去れずに苦労している。
それからずっと、プラン作成には必ず自分がちゃんと関わって、
自分が納得いくように造ってきたが、
十何軒か前の店舗から、
何となく、店舗を造って行く要素への”感性と価値観”が、
少なからず一致してきたような感じがしてきて、
随分、自分が主体にならないようになっているのです。
だから私にとって店舗プラン会議が楽になって、楽しくなっているのですが、
ちょっとだけエキサイティングさは薄れているみたいです。
少しつまらないと言えばそうですが、
こうなることを理想としてきたことも事実です。
この日の最後は、
旧大府店の跡地に出来た中華の「火鍋屋」で、
10人で火鍋を食べました。
とっても美味しくて意外とヘルシーなので好きなのですが、
彼らの火鍋の具の作り方が、いかにもインチキで、
肉なんて、鶏肉も豚肉も、牛肉も、ラム肉も、
これ以上絶対に出来ないくらいペランペランに薄く切って、
野菜なんかも入れ物にふんわりと乗せてあって、値段の割には量が少なく、
何かにつけて見え見えで割高になるように造ってある。
薄すぎる肉は食べてもカロリーが低くくって、
私にはかえっていいので、気にならないが、
全体の値段はそこそこのいい値段になって、決して安くはないが、
私はあの味が大好きなので、そんなに不満は無いが、
薄すぎる肉などのあのやり方は、日本の感性と価値観ではかえって不愉快で、
私は火鍋が大好きなので
彼らの感性と価値観は日本では通用しないのではないか、
ひょっとしたら日本人には受け入れられないか、と心配なのです。
感性と価値観は、お国柄でも違い、
同じ日本人でも、性別と年代などでかなり違いがあるのに、
生物としての種類が違うのに、
猫の小ミミと犬のリンダは、
同じような感性と価値観の生き物であるように見えます。
変な奴らです。
「桜」が咲き始めました。
不思議に吉田小学校の正門の桜は、入学式に合わせて全開になります。
だから、今日はまだ5分~7分咲きです。
近所の石ヶ瀬川沿いの堤防の桜は、まだ3分咲きぐらい。
でも全開はもうすぐです。
🌸桜は、日本人の感性と価値観にピッタリなのです。