谷 好通コラム

2022年04月20日(水曜日)

04.20.愛知26店舗✖25倍=全国650店舗の空想。

人口約500万人の愛知県に、現在26店舗の直営店とFC店が1店舗。

昨年夏にオープンの蒲郡店を最後に、

直営店の愛知での新規出店は、今のところ具体的な予定はない。

その愛知での3月の平均売り上げは、

関東の80%程度とはいえ、一店舗当たり約700万円以上あって、

1店の残らず採算が取れている。

それでは、愛知県はこれでマーケット的に店舗数が限界かというと

まだ名古屋市内が瑞穂区とか南区、西区、港区など、もう少し必要なのと、

名古屋市以外にも津島市とか西尾市、新城市、豊田市に複数店など、

愛知県だけでも全部で35店舗は欲しいと思える。

少なくともKeePer LABOは現実に、

“26”店舗のすべての直営店が、黒字経営が出来ていることは事実だ。

 

では、日本国中で考えると、日本の人口は現在1億2500万人なので、

愛知県は、人口的には日本全体の”25”分の1程度。

 

とすると、

まだ余裕を持った状態の愛知26店舗✖25倍=全国650店舗が、

(35店✖25倍=ならば875店)

日本国中にKeePer LABOを展開しよう思った時の、

余裕を持った、しかし乱暴な限界値とも言える。

 

今、一件のKeePer LABOを造る為に大きなエネルギーを費やしている。

その一軒も、以前は

オープン後2年以上もリピート客を積み重ねないと採算点に届かなかったが、

しかし今現在は、店舗の造り方が進歩したことと、

それ以上に、SNSの発達によって、

お客様の良い評判での認知が急速に進んで、

ポジティブな認知がものすごく拡がり一つの臨界点を越したように、

新店を開けたとたんに多くのお客間様のご来店を頂くようになって、

オープン当月から採算点をオーバーするようになった。

もちろんその為のノウハウの蓄積は膨大で半端な量と質でないが。

 

ならば、急速に全国展開を進める事が

よく有るチェーン店の全国展開戦略となるのだが、

KeePer LABOは、とにかく、

一人一人の”人”がすべての付加価値を造り出すビジネスであって、

一軒一軒で提供されるサービスの価値の創出がものすごく難しい。

 

よくある外食チェーンのように

「セントラルキッチン」での付加価値の均質化が出来ない。

KeePer LABOは、品質の高いレベルでの維持が生命線である。

だからこそKeePer LABOのここまでの歴史は、他人には真似できないもので、

簡単にビジネスモデルの形だけを真似しても、中々上手くは出来ないのだろう。

だからこのビジネスでのチェーン展開は、未だにKeePer LABOだけなのだろう。

 

だからこそ、

全国に650店舗レベルの

愛知県レベルの密度での全国展開の可能性があるとするならば、

真っ先にKeePer LABOなのだろうけど、

がしかし、独力で考えるとあまりにも大変過ぎて、ぞっとする。

どう力を集められるかなのだろうか。

今日、この会社の十倍以上もある大きな会社のKeePerの大会に出て、

空想のように、色々と考えてしまったのです。

 

豊明のお寺にあった円空佛のような素朴な木彫りの像

今日の私の顔だったかもしれません。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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