2018年08月15日(水曜日)
8.14.なかなか充実したお盆です。
今日はお盆の中日で、
多くの人が里帰りをしていて、
親子、孫と祖父母が一緒に食事に出ている場面をよく見ます。
ふる里の親は子や孫に会える日をみんな楽しみにしています。
しかし私たちサービス業は、当然、仕事です。
お盆前からお盆休みにかけて、
店舗は混み合うのでみんな出勤です。
KeePer技研の従業員470名の内、お休みは事務所の事務員数名と、
出荷事務所の二十名ほどだけでほとんど出勤です。
だから会社としては稼働の日で、私たち役員も当然のように出勤しています。
こういうのは私たちサービス業の会社だけかと言えば、とんでもない。
銀行など金融機関はどこも稼働しているのですね。
お盆は休んでいる会社が多いらしくて、
私達の会社が出勤しているのをご存じの銀行さんが、
こんな時にこそと、来られて、
ゆっくりじっくりと、お話をして行かれました。
こちらも時間を気にすることなく、
いつもなら、一つの相手先にだいたい1時間ぐらいまでと決めていますが、
今日のメガバンクさん、3時間近くも話をして行かれました。
普段滅多にお会いすることがないので、
今日は大変いいコミュニケーションが取れました。
銀行さんだけでなく、
お盆は証券市場もずっと開いているのです。
世間がお盆休みに入る前の日の8月10日(金)に、
取締役会の後、6月決算の短信を開示しました。
開示したのは午後3時半過ぎだったので、
その日の株式市場はもう閉まっていたので、
株式市場が反応したのは13日(月)で、
その日一日で当社の株価は55円の下げ。
トルコのリラ急落に伴う日経平均の大幅な下げがあったにせよ
KeePer技研株式会社にとってキツイ下げでした。
決算が若干の増収であったものの、初の減益であったのです。
純益レベルで10.2%減。
これは5月に行った下方修正の値よりも若干下げていて、
投資家の皆さんから落胆の声が上がって、株価はドンと下がりました。
いただいたお声の中に
「前期業績見込みに対して未達にも関わらず
“上出来”であると考えるのは如何なものか・・」とありました。
上出来とは短信の中に私が不用意な書いた言葉です。
キーパーラボ新店の1年目は色々工夫してあがいて見るのですが、
どうしても低実績の期間が解消できず大変苦しい運営が続くのですが、
その新店を二年間に、それまで十数年間に造った店舗とほぼ同数造って、
二年目のジャンプ前の店舗とジャンプ中の店舗が 、
全体の半分になっているのは
今考えると、いかにも無謀であったかもしれませんが、
それでも何とか利益幅が圧縮したレベルで決算出来たことは、
見通しが甘かったことは承知の上で、
つい軽率にも、短信の中で「上出来」という表現を使ったものです。
これは、あらかじめ公開している見通しに対する責任感が
私達に足りていない証拠です。
真摯に反省するしかありません。
このお盆は、普段取れないコミュニケーションが取れたり、
反省しきりであったりで、なかなか充実したお盆であったのです。
でも、猫のチーちゃんと犬のリンダは今日ものんびりです。
(小さな亀は焼き物のチーちゃんのおもちゃです。)