2018年08月08日(水曜日)
8.07.お勉強のできた人は自分には特権があると思うのか
東京医科大で信じがたいような不正が行われていた。
自分の大学病院に勤める医者に女医が多すぎになると、
結婚したり出産の時に辞める人が多いので、
東京医大としては女性がたくさん入ってくると、女医ばかりになって
結局、医者が不足するようになるので
入学試験で女性受験者の点数を一律下げて、
女子の合格者を減らしていたそうだ。
それがやっていい事か、
やってはいけない事か判らない訳がないのに、
それを東京医科大ぐるみの皆でやっていたとは、これはすごいことだ。
たまたまお勉強が出来ただけで
本当は善悪の判別も出来ないバカな大人の集まりであったか、
あるいは、
自分達は、自分たちの都合で、
人を不幸にしてもいい特権を持つ、
特別に上級な人間であると悪質な勘違いをしている悪人なのか。
たまたまお勉強が出来ただけなのに、
そこまで勘違いするものなのかどうか、信じられないことだが、
悪い奴とは、自分を特別に上等だと勘違いしている人とイコールではある。
たまたま人より記憶力が良くてお勉強が人より出来ただけで、
自分が他人よりも上等で価値があるのだと勘違いする人は普通にいる。
こういう人は、
多くの他人は自分より価値が低いので、
自分の為にその他人が不幸になっても、上等な自分の為だから当然だと思う。
信じがたいことだが、本当にそう思う人はいる。
記憶力が良かったり知識が多い人を即「優秀な人」と呼ぶ人は大抵そうだ。
人がそれぞれに持つ価値とは、多様性を持っているのに、
お勉強の点数だけで一律に序列化される悪しき教育の産物だろうか。
自分の附属病院で働く医師の確保の為だけに、
人の人生の運命を左右する受験の点数を勝手に操作するという犯罪は、
自分の物欲あるいは性欲を満たすために人を殺めるという典型的犯罪と、
程度の差しかない、同じ意味の悪質かつ純然たる犯罪だろう。
こういう医者に自分の命を預けなければならない人は哀れだ。