谷 好通コラム

2022年07月14日(木曜日)

07.14.ニコンが一眼レフカメラの開発を停止するそうだ

Yahoo!ニュースに「ニコンが一眼レフカメラの開発を停止」と出でいた。

 

私は学生の頃に「写真部」であったことがあり、カメラは好きだった。

あの頃、フィルムは銀塩であり

カメラの最高峰と言えばペンタブリズムを使った一眼レフで、

メーカーはダントツで「NIKON」。

世界中のプロ報道カメラマンが、

当然のように一眼レフの上級機である「NIKON F」を使っていた。

ドイツにはLEICAという名器もあったが、

繊細なLEICAに比べて「NIKON F」の方が圧倒的にタフで

使いやすく付属機器や交換レンズ類が充実していた「NIKON F」が勝っていた。

私も社会人になって何回か目の賞与を貰った時、

ワクワクしながらNIKONの一眼レフの廉価版のカメラを買った。

交換レンズも一番お得そうな「100mm~300mm」を次の賞与で買った。

(今でも存在している。)

 

その頃のCANNONの一眼レフカメラは女性向けに力を入れていた

だから、プロのNIKONに対して

CANNONは初心者向けのような印象があったのです。

 

私が社会人になって、

その後、起業して仕事に夢中になっている間に、

世の中が色んな面で進化し、変化して、

自分が時代遅れになっている面が多々出ている事に気が付いていた。

 

その内の一つが一眼レフの世界で、

フィルムがなくなってデジタルになったこともあったのだろうか。

プロのカメラマンから、アマチュアのカメラマンまで、

当たり前のようにCANNONのEOSを使っている。

それに気が付いたのは10年ぐらい前だが

あのNIKONの一眼レフはどうしてしまったのだろう、

と思っていたところ

先の「ニコンが一眼レフカメラの開発を停止」のニュースを見て驚いたのです。

NIKON(日本光学)自体は巨大な立派な会社なので、

事業自体に何の揺らぎも無いのですが

一つの時代が終わったのですね。

 

圧倒的であったものが、時代の変化の中で主役を追われ

主役が変わって行く。

 

人は時間を経るごとに確実に老い、全盛期を越すと急激にその影を薄くする。

NIKONのこのNEWSに我が身を写すのは、まだ早い。・・と、思うが。

名機 NIKON F

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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