谷 好通コラム

2022年08月26日(金曜日)

08.26.「モササウルス」の化石を1時間睨んで、買ってしまった。

私は映画「ジュラシックワールド」を見ていないので、

「モササウルス」が、大人、子供達の中でも1番の人気だとは知らなかった。

 

てっきり肉食恐竜の帝王「ティラノザウルス」が一番人気だと思っていました。

しかし、自宅に置いてあった「モササウルス」の化石を、

増田君に会社まで運んでもらった時、

「モササウルス」の名前を言ったら、

「ああ、史上最強の海獣ですね。子供たちにも大人気です。」と言う。

彼は一つ間違っている。

「モササウルス」は哺乳類ではないので「海獣」ではなく、

古代の海に暮らす爬虫類なので「海竜」と言うべきなのだが、

いずれにしても

「モササウルス」はある程度マニアックな人が知っている名前だと思っていたので、

子供たちにも大人気とは驚いた。

ウィキペディアによると、

モササウルスは、
絶滅した水生有隣目のモササウルス科の属。
約7,000 – 6,600万年前にあたる後期白亜紀の頂点捕食者 で、
マーストリヒチアンの間に生息しヨーロッパ西部と北アメリカに分布した。
日本やニュージーランドに生息した可能性もある。
属名は「マース川のトカゲ」を意味するが、
これは最初の標本がマース川の付近で発見されたことに由来する。
・・・・・モササウルスは浅海に生息し白亜紀の海を支配した。
頭骨はワニを思わせる形態で、頑丈では細長く伸び・・・・
先の丸い砕くのに適した歯を持つものもいた。
現在の哺乳類と同じく肋骨が腹部にはなく
胸を覆うだけになっていることが胎生を行なっていた証拠である。

 

7900万年~6600万年前

モササウルスは全長15mほどで、史上最強の海棲爬虫類。

また地上に棲むあらゆる恐竜たちよりも巨大で強力・獰猛かつ

強力な視力と知力があり、

天敵もなく、まさに史上最強の生き物と言っても差し支えない。

※以下再び、ウィキペディアより抜粋引用

 

そんな最強のモササウルスが絶滅したのはおよそ6600万年前。
ユカタン半島に直径10kmに及ぶ巨大な小惑星が衝突し、
周辺地域が焼失し、地層が粉塵となって大気中に舞い上がり滞留し、
長期間に渡り太陽光を遮断して地球の温度が下がり、
この寒冷期により、海中でも植物性プランクトンが減少し、
それを食料としていた草食動物も減少。
その結果、モササウルス等の肉食動物も食料を失い、
十分な栄養を確保できなくなったことで絶滅していきました。

 

モササウルスは、地球史上最強の肉食動物であり、

繁殖が安定する「胎生」まで獲得し、

しぶとさまでも備えた文字通り最強の生き物だったが、

隕石の衝突という大アクシデントがあったにしろ、

1,300万年もの繁栄の末、

環境の大変化で、地球の生態系が破壊されて、

自らも滅びるしかなかった。

天敵もいない史上最強の生き物も、

環境の変化に、あっけなく絶滅してしまった。

 

 

先週の日曜日、名古屋駅のタワービルの「東急ハンズ」で、

でっかい「モササウルスの顎と歯の化石」が売っているのを見つけて、

こんなことを考えながら

1時間ぐらいその大きな化石にじっと見入っていたら、

睨みつけているうちに、

ものすごく欲しくなってしまって、

つい、ではなく・・・・歯を食いしばって買ってしまいました。

軽自動車の中古車一台分くらいです。

自分だけ見ていても仕方ないので、会社に持ってきたのです。

これは、

つい、買ってしまった小さな「シーラカンス」。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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