谷 好通コラム

2022年08月27日(土曜日)

08.27. 70才、ひしひしと体力の劣えを自覚するようになりました。

4年近く私のトレーニングを担当してくれて、

手術前に18 kgの減量を成功させてくれた伊藤トレーナーが、

奥さんの実家の家業を手伝う事になり、

担当トレーナーが伊藤さんの友人である増田トレーナーに変わりました。

増田トレーナーは、

私の今の状態を少しでもより良い方向に改善しようと、

“少しだけ”鍛える方向でトレーニングしてくれるので、

朝の少しきついトレーニング後、その当日は一日中、体がしんどくて大変です。

はっきり言ってへとへとになります。

 

来客対応中でも、私の体の動きがしんどそうになってしまうので、

心配をおかけしてはいけないと思って、(弱みを見せまいとして?)、

いちいち、

「実は、今日は朝のトレーニングがあって・・・・」と解説(言い訳?)をします。

情けない事だと自分でも思うのですが、

筋肉がついて少しは楽になるまで、あと15回(約2か月) 位は、

しんどいのが続くのではないかと覚悟をしています。

それでも肉体的にしんどいのは我慢できるので大丈夫です。

 

今年の三月、私は満70歳になって、

明らかに体力や、特に回復力が弱くて遅くなっています。

もともと体力のある方ではなかったので、

この衰えの自覚が早過ぎるのかどうかは判りませんが、

明らかに、私の場合、70才が大きなターニングポイントのようです。

 

今の時代、普通に65才が定年で、

65才で、それまで続けてきた仕事から離れるのに、

私はまだ続けてこの仕事が出来ていることは、幸せだと思うのですが、

肉体的な衰えは年齢を重ねるごとに確実にやってきます。

 

しかし頭はまだ体の衰えのような事はなく、かえって、

経験が進むにつれて深く考えられるようになってきているような気がします。

しかし当然、脳ミソも肉体の一部なので、そのうち頭だってボケてきます。

それでも、まだ頭の回転は維持出来ているみたいですが、

「感性」は、時代の変化についていけません。

 

KeePerはユーチューバーたちの活躍で、

ここ何年か素晴らしく活性化されて、若いお客様が飛躍的に増えました。

そのことはよく解かっていて、理解しているのですが、

私自身は、どうしてもYouTubeを積極的に見ることが出来ません。

YouTube全般がどうしても感覚的に合わないし、合わせられないのです。

NHKの「素人のど自慢」の好き嫌いが、はっきり分かれているような感覚で、

自分の感性が、YouTubeの感性と価値観をどうしても受け入れないのです。

これは本当に「年齢」の要素が大きいのだと思います。

 

KeePer技研株式会社の賀来社長(51)が、

KeePerのオウンドメディアを制作してくれている広報のメンバーに、

出来上がった番組のチェックを依頼されて、

こんなコメントを送っていました。

 

「話し方で「〇〇でーーす。」と語尾を伸ばす傾向があるのですが、
ユーチューブ独特の話し方なのかもしれませんが、
私は、歯切れが良い方が聞きやすいです。
もちろん、ユーチューブ独特であればまったく問題ないですが、
改善が必要であれば次回以降お願いします。」

 

そろそろオッサンの領域に入ってきつつある社長は、

自分と若い子たちの感覚のずれを気にしながらも、「〇〇でーーす。」が、

自分には聞きづらいと指摘しています。

私はこれを見て「おお、やっとるなぁー」と、面白くって仕方ありません。

 

70才の大おっさんとしては、

「〇〇でーーす。」は、叩いてやりたくなります。が、

51才のおっさん初心者は、

「ユーチューブ独特であればまったく問題ないですが、」と、

えらく気を使っています。

 

しかし、

ふと、この会社は、

こんなふうに古い者が、新しい者に対して、

必ずしも優越的・強圧的でない所が、

若い子が力を発揮できていて

実は”強み”にもなっているのかな。と思ったりしました。

 

私も歳を重ねるにしたがって、

新しい経験を積み、進化していることも確かですが、

確実に時代に遅れつつある事実も認め、自覚して、

必ずしも優越的であったり、高圧的・強圧的であってはならないことを、

ハッキリと自覚しなければならないと思いました。

 

しかし、

私はどうしても声が大きいので、自然、強圧っぽくなります。

では、わざと小さめの声で発言するようにするのか、

いや、そんなストレスがたまるような真似はまっぴらです。

今日の会議も、思いっきりでかい声でしゃべってやろうと思っています。

 

でも、ZOOMでの会議ですから、多少声がでかくても大丈夫なのです。

 

さぁ、フレッシュキーパースタートの為の臨時営業会議に出かけましょう。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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