2022年10月25日(火曜日)
10.25.子供の数よりペットの数の方が多い。
「総務省の発表によると
2018年調べで15歳未満の子どもの数1,553万人。
対して犬と猫の飼育頭数合計は
1,855万頭(一般社団法人ペットフード協会調べ)。
家庭における子どもの数よりもペットのほうが多いことになる。」
という記事がYahoo!ニュースにあった。
最近は昔と違って、
野良犬はもちろん放し飼いの犬とか猫は極端に減ったので、
このニュースにある1,855万頭(一般社団法人ペットフード協会調べ)は、
実際に家庭で飼われている犬猫の数に近いのでしょう。
昔と言っても、つい最近まで、
猫の放し飼い=猫を家の中に閉じ込めないのは、
ごく普通の事として誰でもやっていた。
私の家の猫たちも、
家の中に入ってご飯を食べ家の中で寝る猫と、(これを例えば”家猫”と呼ぶ)
家の中には入ってこないがエサだけは食べに来るという猫がいて、
(それでも必ず一度は捕まえられて去勢されている。)
両方とも、外を自由に行き来していた。
しかし人によっては、
自分が飼っていない猫が自分の家の庭に入ってきたり、
カーポートの車の上に登って昼寝をしたりするのが許せないという人がいて、
我が大府市でも条例で「飼いネコを外に出すことは禁止」になってしまった。
今18才のチーちゃんも数年前までは外を自由に遊んで、
草むらで小さなカヤネズミをよく捕ってきて、
私達に自慢げに見せてから、幸せそうに食べていました。
でもある日、
以前の家の事ですが、目の前の家のご主人から
「お宅の猫が、うちの車のボンネットの上に乗って、よく昼寝をするので
ボンネットに傷がついてしまいます。」と、おっしゃって来ました。
そんなことならと思って、
「それは申し訳ない事をしました。私の会社の店で簡単にその傷を消して、
KeePerでピカピカにコーティングしてお帰しします。」
と、申し上げたら
「そういう事ではありません。
今は、市の条例で猫は放し飼いにしてはいけないことになりましたので・・」
と、おっしゃる。
私は猫を家の中に閉じ込めて飼うという概念が無かったので、
大変ショックでした。
でもチーちゃんに
「ごめんな、人間の勝手でお前を外に出せなくなってしまったよ。ごめんな、」
と謝って、
それからチーちゃんを家の中だけで飼うようになりました。
何が言いたいかと言うと、
こんな感じで、家の中で飼われるようになった猫が増えて、
このニュースにある登録されたペットが1,855万頭になって、
少子化で子供の数どんどん減って
(2018年調べ)15歳未満の子どもの数1,553万人であり、
子供の数がペットより少なくなったとニュースになったのでしょう。
しかし、私が思うに、
昔は確かに子供はもっといっぱいいましたが、
街の中の我が物顔に歩き回る放し飼いの猫の数は、今の何倍もいて、
野良犬、野良猫も街中に山ほどいました。
家の中に閉じ込められ飼われていたペットは少なかったかもしれませんが、
全部含めた猫と犬の数は、はるか昔から、
人間の子供の数より多かったのではないでしょうか。
だから、
この記事を見て、私は「何を今さら・」と思ってしまった訳です。
奈良公園には、飼われていない鹿(野良鹿?)が、いっぱい住んでいて、
観光客にエサを貰ったり、
好き勝手に糞尿もして(それを人間が始末してあげる!すばらしい)。
好きな所で寝て、自由に繁殖して、子育てをしています。
人間と自然状態の大型動物が共存して生きている姿は、
世界的に貴重な珍しい存在として世界中に有名です。
自然と人間の共存は人類の存亡をかけたテーマです。
その理想的な姿として奈良公園の鹿たちが人間と共存しているのならば、
猫が家の中と外を自由に行き来して生きている姿なんて、
何の不便さも、危険も害もない
人間と自然の共存の原型ではありませんか。
猫が車のボンネットに乗って昼寝をして傷が着くと言うなら、
言ってくれればKeePerがいくらでも磨いて上げます。
それで日本国中の猫が外を自由に歩ける自由が得られるのならば、
本気で、それくらいの事やってもいいなと思うのですが、
ダメでしょうかね~。 「自分がやる訳じゃないのに」と、みんなに怒られますかね~。
外に出られなくなってつまらなくなったチーちゃんですが、
後輩猫の小ミミが来て、適度な緊張感が出来て良かった今日この頃です。