2018年07月18日(水曜日)
7.18.「おれはホメない。絶対にホメない。」
中日の元監督落合博満氏がテレビで言っていました。
「オレはホメない。絶対にホメない。
指示したことは当たり前の事なんだから、それが出来て成功しても、当たり前。
ホメたりしない。一度もホメたことは無い。そんな必要はない。」
KeePerを扱う現場のスタッフたちは、お客様からよくホメられます。
お客様の車をKeePerの技術できちんとキレイにすると、
車が驚くほどキレイになって、お客様は喜ばれます。
すると、お客様はそのスタッフに「ありがとう」と言い、
「すごいね。さすがにプロだね。」とホメてくれます。
すると、
スタッフは嬉しくて、
お客様の車をキレイにする時は、
お客様にまた喜んでもらおうと思い、
習ったKeePerの技術を精一杯駆使して、
本気で、キレイにしようと頑張るから、
また本当にきれいになって、またホメられます。
そんなことが何度も繰り返されると、そのスタッフは技術の習熟が進んで、
つまり上手くなって、技術も安定してきます。
こうなったらもう大丈夫です。
どんどん一人前の技術者になって、いい仕事が出来るようになります。
手取り足取りの付きっきりになって教えるのは最初の何か月かだけで、
最初は簡単な作業が出来るようになって、
ありがたいことに、そんな仕事でもお客様はホメて下さって、
スタッフは嬉しくなって、
ホメられの良い循環に入って、一人前に育っていきます。
大抵の場合、KeePerを扱う現場のスタッフは、
お客様からホメられ、感謝されて育っていくのです。
実にありがたいことに、KeePerのスタッフはお客様に育ててもらえるのです。
もちろんそんな良い事ばかりではなく、
失敗して、お客様から叱られることもあります。
そんな時に素直に謝れれば、
その失敗から、
してはいけない事を学ぶことが出来て、
その学びがあれば、それはそれで有意義なのですが、
叱られ慣れていないと、
叱られたこと自体に反発して、
自分の行為の正当化し、つまり人のせいにしたり、言い訳をします。
すると余計に叱られて、悪い循環にはまり、
その仕事から逃げ出したりすることもあります。
最悪は辞めてしまったりすることもあるので、店長はすごく気を遣います。
いい仕事をしてお客様からホメられていれば、
良い循環に入れるのですが、
そればかりでは叱られると言い訳をして人のせいにする弱い人になって、
せっかくの学びのチャンスである叱られる機会を無駄にして、
独りよがりの悪い循環に入ってしまうことがあります。
難しいものです。
だから、落合元監督の言うように
「ホメない。」方がいいのかもしれません。
お客様は、嬉しければ、自由にホメて下されば結構だが、
上司としては「ホメない。絶対にホメない。」のがいいのかもしれません。