谷 好通コラム

2022年11月17日(木曜日)

11.17.労せずして益を得る者の存在など、許される筈がない。

この会社も創立以来37年目を越して

2025年8月16日には40周年を迎えます。

もうすぐ40年とは信じられないような気分です。

このブログが22年続いていること自体がものすごく長く感じていても、

その二倍近くもの時間この会社が続き、

成長し続けてきたのは、私自身の記憶を遡っても明確な実感はない。

 

しかし言えることは、

その時々に一緒に働いた仲間たちの事。

この会社は最初から今に至るまで、現場で実際に一緒に働いて、

一緒にお客様に喜んでもらい、一緒に客先の役に立って、

一緒に貢献して、その結果の利益を積み上げて、一緒にここまで来た事。

 

現場の一人一人から、経営側の一人一人まで、

誰一人欠けることなく、みんなが一緒に一つの価値観を共有してここまで来た。

 

この会社には、仕事の役割としての上下があったにしても、

人間としての上下などは全く無い。

上級の人間と下級の人間の差などある訳がなく、

男女の差もなく、

支配者と被支配者の関係もない。

 

加害者と被害者の関係もなく、

仕事の役割としての上下があったにしても

仕事をやらせる側と、仕事をやらされる側の関係もない。

みんな、この仕事の持つ「目的」を共有している大きな仲間達であり、

誰も威張ったりもせず、高飛車になる事もない。

指導する側と、

指導される側の差などある訳がなく、

生まれつきトップに上がる運命などもある訳がなく、

人に何かを命じる権利を持つ者などいる訳がなく、

労せずして益を得る権利を持った者の存在など、許されるはずがない。

 

産まれ持っての支配者も、

ある資格を持つことによって支配者になることもあり得ず、

誰かの役に立たざる者は、

つまり、働かざる者は食うからず。は、動かさざるべき定理と言える。

 

今日の昼。社員と社長の壁が、見事に無い会社を見た。

素晴らしい業績で業界でも有名な会社だ。

 

逆に、最初から働かせる側と働かされる側がくっきりとしていて、

見えない壁がくっきりとしている会社が多い中、

この会社の社員のみなさんの明るく生き生きとして自由な表情を見て、

自分の会社も、こういう会社であらねばと思った。

かつ、私達の会社もそういう類いの

活き活きとした組織の一端である事を自負したい。

 

しかし、会社が一千人に近い組織になってくると、

仕事上の管理者として、現場の事が全く解らない、稼いだこともない、

世間に対して役に立った事もなく、

付加価値を産出したこともなく

しかも、ひょっとしたら自分を支配者側と勘違いしているような人も

時には必要になってくる場面もある。

それでも、

みんなが仲間であるという原点を忘れず、

要らぬストレスを自ら消化していかざるを得ないこともある。

 

そんな時は、断然、「火鍋」です。今日も呑んでしまいました。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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