谷 好通コラム

2023年01月15日(日曜日)

01.15.久しぶりのスポーツタイプの車に身も心も軽くなる思い。

久しぶりに2+2オープンのスポーツタイプの車に乗って、

ほんの1時間ちょっとですがドライブに行きました。

そうしたらじきに<

体と頭がスポーツカーを思い出したかのように、

運転していること自体が楽しくなりました。

 

SUV車に乗り始めると運転席の目線の高さが楽ちんで、

皆が次もSUVに乗るようになって、

今や町中SUVや1BOXで過半数です、

特にプレミアムカーと呼ばれるような車種でもSUVは主流になっていて、

スポーツカー専門メーカーまでもSUVタイプは造っていて、

販売台数の70%までがSUVタイプで占められているのだそうです。

しかし、今日のように2+2のスポーツタイプの車に乗ると、

重心が低い車を運転する楽しさを思い出して、嬉しくなってしまいます。

 

考えました。

車を運転すること自体が楽しいと思うのは、

私が車の運転そのものが好きで、運転を楽しめる車が好きなのだからでしょう。

それに、オープンカー。

私はオープンカーが大好きですが、

オープンカーに乗っても、屋根をオープンにすることは滅多にありません。

オープンにすることによって得られる爽快感は、

「まぶしいし」「冬は寒いし」「夏は暑い」「煙たい」「くさい」に相殺されて、

実際はオープンの良さを満喫できる時なんか、ほとんど無いのです。

だからオープンカーの実用性はほぼゼロだから、たとえば、

トヨタ系ではオープンはダイハツのコペンと極めて希少なLCのオープンだけ。

 

1BOXは圧倒的に広い空間で家族ユースと最高のコストパフォーマンス。

SUVは高い目線に加えて、比較的広い居住空間と

リアに大きな使い勝手の良い収納空間があって、

しかもフロントエンジンが衝突した時の強いガードになって安心。

しかも、FRが基本の運動性能もなかなか捨てたものではなく、

高速道路も、カーブが続く道もけっこう楽しめる。

そんなSUVタイプの車が乗用車の主流になっているのは当然なのでしょう。

 

しかし、レースをやってきた者としては、

「走る」「曲がる」「止まる」を自動車の基本性能として、

速く走るなら、軽くて、重心が低い車でなければ面白くない。

 

しかし、今は車の動力性能も劇的に上がって、

普段の生活の中で使い勝手の良いSUVのような形態の車でも、

十分にスポーティーな走りができるようになって、

「曲がる」はある程度徐行することにして、全く問題なく快適に曲がれて、

電子デバイスでコントロールされた最新のブレーキは、

SUVのような重い車重でも確実に止められる。

EV化が進む現代でも、SUV形態の車の拡大は進む一方だろう。

 

久しぶりにスポーツタイプの車をドライブして、その楽しさを思い出しながら、

逆に、やっぱり普段の生活の中では、

いつものSUVタイプ乗用車の方が何かといいのだろうなと改めて思ったのでした。

 

数年前、まだレースに出ていたころの谷 好通

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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